自治体情報政策研究所 電子自治体情報
市区町村別の住民基本台帳カード発行枚数調査

HOME  サイトマップ  住基カード  住基カード発行枚数  住基カード事件  年表  参考文献  研究所通信  新着情報  ご意見・ご感想  サイト内の検索  研究所について

ご注意  当サイトに掲載している情報は全てが最新のものとは限りません。掲載情報の追加、更新は当研究所代表の関心の赴くままに行っていますので、古い状態のままとなっているものもありますし、リンク切れのものも多々あります。その点を踏まえてご利用ください。

『毎日新聞』調査により2003年3月末の全国枚数は25万枚と判明。
総務省は、2004年8月末の交付枚数を36万枚と公表(→参照)。
それでも、当研究所は「住基カードの市区町村別の発行枚数調査」を継続します。
 当研究所では、みなさまのご協力により、2004年3月末までの住民基本台帳カードの発行枚数の推計を5月23日より行ってきましたが、『毎日新聞』2004年7月4日付は同社の調査に基づき「初年度の発行枚数、わずか25万枚 総務省目標は300万枚」と報じ、その数を都道府県別も含めて明らかにしました。
 当サイトの「住民基本台帳カード発行枚数の推計」では、6月27日までにいただいた情報などをもとに発行枚数を289,435枚と見積もり、2003年8月時点での総務省による見込み約300万枚の9.6%、また、特別地方交付税の交付額(カード発行1枚あたり1000円と計算)を算定するために同省が2003年10月に実施した全国自治体への調査に基づく推計約84万枚の34.5%にすぎないとしていましたが、現実はこれをも大きく下回っていたようです。
 さらに、新聞報道等によれば、総務省は、住基カードの交付状況の調査結果を「住民基本台帳ネットワークシステム調査委員会」(第10回)の席上、参考資料として明らかにしたようです。これにより、2004年8月末時点での交付枚数は361,420枚、人口比(2004年3月末住民基本台帳人口比)では、わずか0.3%にとどまっていることが明らかになりました。
 このように全国及び都道府県別の発行枚数は、一定明らかになりつつありますが、市町村別で見ると一部の自治体を除きその数はまだ明らかになっていません。そこで、当研究所は「住民基本台帳カード発行枚数の推計」を「市区町村別の住民基本台帳カード発行枚数」としてリニューアルし、引き続き「住基カード発行枚数を調べようキャンペーン」続けていくことにしました。
 みなさまからの発行枚数に関わる情報提供を引き続きお待ちしています。自治体に問い合わせて、発行枚数がわかれば、ぜひ研究所(kuroda@JJ-SOUKO.com)にもお知らせください。
 
・ 総務省による住基カード交付状況調査   New!

・ これまでの経過

・ 都道府県・市区町村別の住基カード発行枚数

・ 都道府県別発行枚数及び普及率(『毎日新聞』2004年7月4日付による)

・ 2003年度における住基カードの発行枚数、及び、全国推計(2004.6.27 最終更新)

・ 発行比率比較等
【広告】4出張!レジャー!宿・ホテル予約は【るるぶトラベル】格安プランが豊富!
ブロードバンド最安料金比較。価格.com限定プランでさらにお得
【激安】北海道のカニを大特価でご提供!
CR-RW・WinXP搭載14.1"TFTノートPC \129,800- iiyama e-shop
あなたの市場価値を無料で査定!リクルートエージェントのキャリア査定

 総務省による住基カード交付状況調査

 総務省は、住基カードの交付状況の調査結果を2004年12月1日に開催された「住民基本台帳ネットワークシステム調査委員会」(第10回)にて、「資料4 住民基本台帳カード(住基カード)の交付状況等について」(PDF)として明らかにしました。
 同資料によれば、2004年8月末時点での交付枚数は361,420枚、人口比(2004年3月末住民基本台帳人口比)では、わずか0.28%にとどまっているようです。また、住基カードの多目的利用も54団体のみと低迷しています。
 2003年8月時点での総務省による初年度(2004年3月末まで)の発行見込みは約300万、また、特別地方交付税の交付額(カード発行1枚あたり1000円と計算)を算定するために同省が2003年10月に実施した全国自治体への調査に基づく推計は同約84万枚。しかし、実際は1年経っても361,420枚。事業としては破綻しているとしか言いようがない惨状です。
 にもかかわらず、総務省は「自治体の申請を基に積み上げた見込みが大幅に狂ったが、カードは着実に増えている」と強気の構えだそうです(『四国新聞』)。ちょっと計算してみましょう。2004年3月末時点での発行枚数は251,671枚。これが2004年8月末時点で361,420枚にですから、5ヶ月間で約11万枚が新たに発行されたことになります。これを1ヶ月あたりで見ると約22,000枚です。2004年3月末までの約7ヶ月間の1ヶ月あたり発行枚数は約36,000枚ですから、計算上は4割もの大幅減です。これでも「カードは着実に増えている」と言えるのでしょうか? 世間ではこういう状態を「じり貧」と言うと思いますがどうなんでしょう。
 また、総務省のコメントは「自治体の(水増し?)申請」の所為で見込みが狂ったと自らの責任を棚に上げしているように聞こえます。しかしながら、300万枚という数字を出したのは総務省です(住民基本台帳ネットワークシステム調査委員会第5回の資料8[PDF])。歩が悪くなると自治体の所為にし、うまく行くと全て自分の手柄に彼らはしたいようです。困ったものです。

1 住基カード交付枚数
 2004年3月末 251,671枚(人口比0.20%)
 2004年8月末 361,420枚(人口比0.28%)

2 住基カードの多目的利用の状況
 2004年度において、住基カードの多目的利用を行うためのシステムの整備及び運用に取り組んでいる団体は81団体
 81団体のうち、2004年8月末現在でサービスを提供しているのは54団体

「住民基本台帳カード(住基カード)の交付状況等について(住基カード交付枚数都道府県別内訳、多目的利用実施市区町村)」

 総務省は2005年3月になって、突然というか、密かにというか、国民が忘れた頃を見計らってなのか「住民基本台帳ネットワーク」のサイトに「住民基本台帳カード(住基カード)の交付状況等について(住基カード交付枚数都道府県別内訳、多目的利用実施市区町村)」をPDFで公開しました。
 中身は、2004年12月に公表された以前のものに都道府県別の住基カード交付枚数と、多目的利用実施市区町村の一覧を追加したものです。あくまで2004年8月末時点での数字であり、新たに調査した結果ではありません。しかし、どうして公開までに数ヶ月も要したのでしょう。IT、ITと五月蠅い割には、チマチマと手処理でもしていたのでしょうか。
 次は、市区町村別の枚数をぜひ公開して欲しいですね。今度は何ヶ月後かな?

 

 住基カード交付枚数都道府県別内訳   New!

 交付率の都道府県順位を出してみました。2003年度交付枚数と2004.8.31までの交付枚数の順位の内、1〜3位、及び、45〜47位とも変動はありません。ただし、トップとラストとの交付率の差は大きくなっていま。宮崎県は0.87%伸びましたが、高知県は0.03%の伸びに留まり、その差は2.15%から2.99%と大きくなっています。熱心なところは熱心に、不熱心なところは不熱心にというところなのでしょう。  → 詳しくは

順位2003年度交付枚数2004.8.31までの交付枚数
都道府県交付率都道府県交付率
宮崎県2.21宮崎県3.08
島根県0.55島根県1.18
岩手県0.44岩手県0.53
45徳島県0.09徳島県0.11
46山形県0.07山形県0.11
47高知県0.06高知県0.09
   

 住基カードの多目的利用に取り組んでいる市区町村一覧   New!

 多目的利用で最も多く取り組まれているのは、証明書自動交付機で64自治体、次が印鑑登録証で18自治体、さららに申請書自動作成が14自治体、図書館が12自治体、公共施設予約が11自治体と続いています。一方、救急医療と災害時避難者はそれぞれ2自治体と不評です。
 また、最も多様なサービスを提供しているのは岩手県水沢市で、証明書自動交付機、申請書自動作成、健診・健康診断・健康相談、救急医療、公共施設予約、図書館、市立病院再来予約の7項目が上げられています。  → 詳しくは
 さらに、多目的利用に取り組んでいる市区町村数を都道府県別に見てみると、最多は長野の10自治体、続いて北海道と東京都がそれぞれ8自治体となっています。一方、ゼロのところは14都道府県と全体の3割を占めています。

都道府県名 市区町村数 都道府県名 市区町村数 都道府県名 市区町村数
北海道 8石川 1岡山 2
青森 1福井 2広島 0
岩手 1山梨 0山口 0
宮城 0長野 10徳島 0
秋田 0岐阜 5香川 0
山形 2静岡 1愛媛 0
福島 1愛知 1高知 2
茨城 1三重 0福岡 7
栃木 0滋賀 3佐賀 1
群馬 2京都 0長崎 0
埼玉 3大阪 3熊本 0
千葉 3兵庫 1大分 1
東京 8奈良 0宮崎 1
神奈川 2和歌山 0鹿児島 1
新潟 2鳥取 1沖縄 1
富山 1島根 2 合計 81

 住基カードの多目的利用に取り組んでいる市区町村一覧の市区町村名から、各市区町村の当該ページにリンクを張っていますが、多目的利用に関する説明ページどころか、住基カードに関するページすらない市区町村もあります(合併で自治体ごとなくなったところもあります)。
 一応、多目的利用に取り組んではいるが、形だけで済ませており、本当のところは全くやる気がないということなのでしょうか。それとも、調査から半年経った今も、まだ準備段階(調査時点で27自治体が準備中)で公表するところまで行ってないのでしょうか。おかしいですね。
 また、北九州市のように本格実施を前提としているとは思えない単なる実験のところもカウントされているようです。水増しってことはないでしょうね。本当に総務省の調査は正しいのでしょうか。 ← こう突っ込まれるのがイヤで、公表を数ヶ月も延ばしたのかも知れません。

 

これまでの経過

 2004年5月13日付の『毎日新聞』は「住基カードの正確な発行枚数を総務省が把握していないことが分かった」とした上で、「(住基)ネット構築に約400億円・・・・・・年間維持費も約200億円という巨大プロジェクトだけに、カード普及率を確定させないままの運営に批判の声が高まりそうだ」と報じました。
 総務省は、2003年度の住基カード発行枚数を住基ネットの第2次サービスがスタートした2003年8月時点で、約300万枚と見込んでいました(総務省資料)。しかし、特別地方交付税の交付額(カード発行1枚あたり1000円と計算)を算定するために、同省が同年10月に実施した全国自治体への調査に基づく推計では、約84万枚と当初の見込みを大幅に下回ってしまいました(2004年5月13日付の『毎日新聞』)。

※ 参考 総務省「『住民基本台帳カードの交付及び多目的利用に要する経費』並びに『住民基本台帳ネットワークシステム及びこれに接続する既設ネットワークにおけるセキュリティ強化対策に要する経費』に対する地方財政措置について」(PDF)

 一方、当研究所は、全国の枚数だけでなく都道府県別についても、どの行政機関からも公表されていないなかで、大阪の各市町村の2003年度における発行枚数を記した資料を独自に入手することができました。これによれば、大阪全体での発行枚数は16,788枚であり、住民基本台帳人口(2003年3月末)で割った人口比でこれを見ると0.194%となります。しかしながら、総務省推計の84万枚を同様に住民基本台帳人口で割った人口比は0.663%であり、大阪の約3倍になっています。これは、どういうことなのでしょう。大阪だけが特別に発行比率が小さいのでしょうか。それとも84万枚という推計値がそもそも過大なのでしょうか。
 発行枚数が公にされていないもとで、この疑問を解決するにはどうすればよいのでしょう。研究所では、新聞報道にある県や市町村別の2004年3月末現在の発行枚数からその人口比を求め、これを全人口に掛けることによって推計してみることにしました。結果は、『研究所通信』No.15 (2004.05.22)「住基カード発行84万枚は幻、現実は21万枚程度? −総務省が正確な調査を行わない本当の理由」に記したように、総務省推計を大きく下回る僅か21万枚と算出されました。総務省の推計は、そうとう過大だったようです。
 もっとも、研究所のこの推計は、サンプル対象自治体の総人口が全人口の15%程度と少なく、残念ながら極めておおざっぱなものです。この推計値の精度をさらに上げるには、一つでも多く自治体の発行枚数を入手し推計に加えることが必要です。
 そこで、研究所では、2004年5月23日から、当サイト、及び、反住基ネットメーリングリストなどで、各自治体における住基カード発行枚数に関する情報の提供を呼びかけてみることにしました。
 すると、短期間にもかかわらず予想以上に多くの情報(提供者がそれぞれの自治体に問い合わせて得られた枚数等)が寄せられました。こうして得られた情報を元にあらためて推計を行ったのが「2003年度における住基カードの発行枚数、及び、全国推計」です。
 なお、『研究所通信』No.15 下記の推計には開きがありますが、これは前者が5月26日の時点で入手できたデータからの値であるためです。

 当研究所では2004年6月27日までに寄せられたデータを元に289,435枚と推計していましたが、『毎日新聞』2004年7月4日付は、同社の調査により「初年度の発行枚数、わずか25万枚 総務省目標は300万枚」と報道しました。これにより都道府県別も含めてほぼ明らかになりました(集計時期にずれがあるため「ほぼ」)。
 しかし、市町村別で見ると一部の自治体を除きその数はまだ明らかになっていません。そこで、当研究所は「住民基本台帳カード発行枚数の推計」を「自治体別の住民基本台帳カード発行枚数」としてリニューアルし、引き続き「住基カード発行枚数を調べようキャンペーン」続けていくことにしました。

 

都道府県・市区町村別の住基カード発行枚数

 以下では基本的に発行枚数を載せるようにしていますが、申請枚数、交付枚数のところもあります(できるだけ備考欄にその旨を記すようにしていますが、情報もとの関係で判別しないものもあります)。
 備考欄に期日を特に明示していないものは、2004年3月末時点の数字です。

 「」が付いているのは、情報を更新したところです。

北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県
栃木県 群馬県 埼玉県  千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県
石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県
滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県
岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県
佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県  
 

都道府県別発行枚数及び普及率(『毎日新聞』2004年7月4日付による)

 普及率のトップ5は、宮崎、島根、岩手、東京、千葉。一方、少ないのは高知、山形、新潟、富山、山梨となっているようです。

都道府県名発行枚数普及率(%) 都道府県名発行枚数普及率(%) 都道府県名発行枚数普及率(%)
北海道10,0750.18石川1,6880.14岡山2,0730.11
青森2,9730.20福井1,2880.16広島4,5080.16
岩手6,8590.49山梨6690.08山口2,3460.15
宮城3,1470.13長野3,3480.15徳島7600.09
秋田1,2780.11岐阜4,1620.20香川1,7340.17
山形8890.07静岡4,0230.11愛媛1,7830.12
福島2,5980.12愛知8,9390.13高知4180.05
茨城4,0970.14三重2,1500.12福岡7,3390.15
栃木1,9390.10滋賀2,1470.16佐賀1,2300.14
群馬2,3190.11京都4,0570.16長崎2,4600.16
埼玉13,7950.20大阪16,7840.19熊本1,9920.11
千葉13,9280.23兵庫8,8730.16大分2,5550.21
東京40,0800.33奈良2,0730.14宮崎25,9832.21
神奈川19,1520.22和歌山1,2030.11鹿児島2,1700.12
新潟1,9400.08鳥取7370.12沖縄1,4190.10
富山8520.08島根3,9870.53合計250,8190.20

 同紙によると「発行枚数は▽富山、山梨1月31日▽新潟2月23日▽愛知同24日▽高知同29日▽大分5月1日▽愛媛同21日▽佐賀同31日現在で、他の39都道府県は3月31日現在。東京の一部と石川は申請枚数」、また、普及率は2004年3月末での住民基本台帳登録数に基づくとのこと。

 

発行比率比較等

 発行枚数人口比率  政令指定都市(さいたま市を除く)でトップは千葉市、最も低いのは北九州市と判明
 当研究所に届けられたみなさまからの情報などを元に政令指定都市(さいたま市を除く)の発行枚数(2004年3月末まで)の人口比率を計算してみました。
 
市名発行枚数 (枚)2003年3月末の住民基本台帳人口 (人)人口比率 (%)
札幌市4,1321,837,9010.225
仙台市1,734991,169 0.175
さいたま市1,038,100
千葉市2,441888,7350.275
横浜市7,6893,466,8750.222
川崎市2,9831,258,6050.237
名古屋市3,8252,117,0940.181
京都市2,3061,386,3720.166
大阪市4,1512,495,7690.166
神戸市3,4731,483,6700.234
広島市1,6211,118,7670.145
北九州市1,363997,3980.137
福岡市2,4771,315,0070.188
 
参考  東京都23区28,3898,083,9800.351

・ カード発行は東高西低
東日本と西日本の地図 『毎日新聞』2004年7月4日付による都道府県別発行枚数の人口比を東日本と西日本で比較(2003年3月末の住民登録数をもとに研究所で計算)してみたところ、東が0.188%、西が0.155%と東高西低であることがわかりました(交付枚数が飛び抜けて多い岩手県水沢市と宮崎県宮崎市を除く)。
 県民性の違いなのかも知れませんが、今のところ原因は全くわかりません。

  東日本 発行枚数 145,557枚(人口計 77,437,133人)
         → 人口比率 0.188%

  西日本 知り得た発行枚数 75,777枚(当該自治体の人口計 48,884,475人)
         → 人口比率 0.155%

HOME  サイトマップ  住基カード  住基カード発行枚数  住基カード事件  年表  参考文献  研究所通信  新着情報  ご意見・ご感想  サイト内の検索  研究所について

ご注意  当サイトに掲載している情報は全てが最新のものとは限りません。掲載情報の追加、更新は当研究所代表の関心の赴くままに行っていますので、古い状態のままとなっているものもありますし、リンク切れのものも多々あります。その点を踏まえてご利用ください。

カウンター