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経済界、とりわけ社団法人・日本経済団体連合会(経団連)は、社会保障制度の市場化・営利化を実現するためのツールの一つとして、社会保障に関わる番号制度の導入を長年にわたり政府に対し強く求めてきた。また、長年にわたり労使協調路線の旗振り役を務めてきた日本生産性本部も、番号制の導入に極めて熱心であり、労働組合(連合)をも巻き込んだ番号制導入運動を進めようとしている。
・ 社団法人・日本経済団体連合会(経団連)
・ 公益社団法人・経済同友会
・ 公益財団法人・日本生産性本部
なお、当研究所の代表である黒田充の共通番号制度に関する見解については、
・拙稿「新旧政権による社会保障カード、及び、番号についての議論に関する考察」『大阪自治体問題研究所研究年報 第13号』、自治体研究社、2010年8月10日
・拙稿「共通番号制の狙いは、『強い社会保障』どころか国民に対する『強い国家』」『日本の論点 2011』文藝春秋編、2010年11月25日発売をご参照下さい。
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※ 4情報(氏名、住所、年齢、性別)等の基本属性情報もしくはID番号(=Identity)、真正の本人であることを国または自治体が保証する電子認証(=Authentication)、本人の意思を示す電子署名(=Signature)の3つの機能(=IAS機能)を備えた電子上の身分証明書
「社会保障ポータルサイト」の導入スケジュールについては、2009年に退職関連手続きに特化した「リタイアメントポータルサイト」を試行的に展開するとともに、「社会保障ポータルサイト」を特定地域における試行として部分的導入を図る。そして2010年頃を目途に「リタイアメントポータル」を「社会保障ポータル」に統合し全国展開するとともに、社会保障個人勘定の導入と合わせて、対象範囲を社会保障制度全般に拡張して全国展開を図るとしている。.税体系の抜本改革のあり方
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2.税制抜本改革の課題
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(3)所得税の抜本的改革
所得税の各種控除制度については、税制抜本改革において、扶養控除等の人的控除のあり方について総合的な見直しを進めるべきである。その際、少子化対策、消費税率引上げに伴う逆進性緩和策等の観点からは、社会保障給付や納税に係る番号制度を確立する中で、課税最低限以下の世帯にも税額控除の効果が生じる「給付付き税額控除」の導入を図るべきである。
(4)納税者番号制度の導入
給付付き税額控除の導入に際しては、所得捕捉の公平性、透明性の確保が重要であり、現在検討が進められている社会保障番号などを活用し、納税にも利用できる番号制度を確立していく必要がある。こうした番号制度は、社会保障給付の適確な受給や、各種の行政手続きのワンストップ化を可能にすることで、納税者すなわち国民の利益にも資するものであり、電子政府の構築とあわせて、速やかに検討を進めるべきである。
(3)税・社会保障制度共通の番号制度、企業コードの導入
各組織が情報連携を図る上で共通の番号制度の整備が欠かせない。税・社会保障制度共通の番号制度は、納税者の所得情報の把握のみならず、社会保障給付の効率的かつ適切な受給やセーフティーネットに係るきめの細かい政策展開に資するものである。当該番号の導入を視野に入れつつ、行政機関間の情報連携の基盤を早期に構築すべきである。共通番号制度が必ず実現するよう、早急に制度の法制化までのロードマップを策定するとともに、既存の各種番号との関係整理や住基ネットの有効活用などを図っていくべきである。企業コードについても、現在、国・地方を含め行政機関ごとに異なっており、政府内部での一元化により情報連携を図るべきである。
1.社会保障・税の共通番号としての機能に加え、本人の了解の下で省庁自治体間のデータ連携を可能とし、国民の利便性向上や行政の抜本的な効率化に資する、電子行政全般の共通基盤として検討する。
2.民間での活用を前提とした発展性を持った制度とする。これにより、新たなサービスの創出などを図る。
3.住基ネットや住民票コードなど、既存のネットワークや番号制度を活用する。
4.プライバシーや情報セキュリティーに万般の配慮を行う。運用やアクセスの状況を監視する第三者機関についても検討を進める。
政治主導により、横断的で迅速な検討を行い、必要な法改正も含めた明確な工程表を一日も早く提示することを期待する。検討に当たっては、次の点に十分に配慮する必要がある。また、「〜戦略の実現に向けた具体的取組み例〜 新しい社会と成長を支えるICTプロジェクト100」の1つとして「社会保障・税共通の番号制度の導入」をあげている。
(1)社会保障・税の共通番号としての機能のみならず、本人の了解の下で、省庁自治体間のデータ連携を可能とし、国民の利便性向上や行政の抜本的な効率化に資する、電子行政全般の共通基盤として検討する。
(2)民間での活用を前提とした発展性を持った制度とする。これにより、新たなサービスの創出などを図る。
(3)住基ネットや住民票コードなど、既存のネットワークや番号制度を活用する。
(4)プライバシーや情報セキュリティーに万般の配慮を行う。運用やアクセスの状況を監視する第三者機関についても検討を進める。また、共通番号の持ち方(各行政システムの番号と共通番号の関係)やアクセス手法に関しても、セキュリティー、利便性、整備コストなどを考慮しつつ検討を進めるべきである。
II.税制抜本改革のあり方
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(4) 社会保障・税共通の番号制度の早期導入
セーフティネットに係る各種給付や減税措置を真に必要とされる人に対し、適切かつ効率的に行うと同時に、公平かつ適正な所得把握を実現するため、社会保障給付や納税等に利用できる番号制度について、平成23年度税制改正において成案を示し、早期に導入すべきである。この番号制度が導入されれば、消費税の逆進性対策をはじめ、所得や家族構成に応じた給付付き税額控除といった社会保障と税を融合させたきめ細かい制度設計が可能となる。また、金融所得課税の一元化の推進にもつながる。なお、制度設計に際しては、プライバシーに万全の配慮を行うことはもとより、住民票コードの活用等により導入コストの効率化や電子行政の推進にも資するものとする必要がある。
企業、行政双方の業務効率化の観点から、納税手続きの電子化を推進することも重要である。電子帳簿保存法の見直し、e-Tax(イー・タックス:国税電子申告・納税システム)の改善・普及促進、年末調整の税額通知の電子化、全地方自治体のeL-Tax(エル・タックス:地方税ポータルシステム)への参画等を実現する必要がある。
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III.平成23 年度税制改正に関する提言
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6.社会保障・税共通の番号制度に関する具体的な設計
社会保障・税共通の番号制度については、先に述べた通り、早期導入に向けて、具体的な制度設計に関する検討を推進し、成案を示すべきである。
第2編 税制改革
II.個別税制の改革プラン
1. 個人所得課税
(1)公平性の確保
税制に対する国民の信頼を回復するためには、個人所得課税において長らく納税者(給与所得者)が抱く「不公平感」の主因となってきた所得捕捉の不公平、いわゆるクロヨン問題を抜本的に解決しなければならない。
(1)住民票コードを活用し、納税者番号制度の確立を
事業所得者等の収入の捕捉向上が、クロヨン解消の制度上の最重要課題である。この問題の抜本的な解決のために、欧米先進諸国で既に導入されている納税者番号制度の具体案として、住民基本台帳ネットワークにおける住民票コードを活用し、課税サイドでの事業所得者等の収入の一元管理を求める。
また、住民票コードを活用し納税情報を一元管理して厳格に運用することで、納税者情報のセキュリティを一層高める副次的効果も期待できる。なお、その導入においては、強制ではなく、納税者に対して利用のインセンティブを設けた上で選択性とし、円滑に誘導する政策をとることが妥当である。
2.持続可能な社会保障制度を確立するための要点要約(PDF)
(4)納税者番号制度の早期導入
納税者番号制度は、給与所得のみならず、金融所得や譲渡所得等、広範な所得を正確に捕捉することを可能にし、稼得能力に応じて、税や保険料の負担や社会保障の給付を設定することができるようになる。現に給与所得者の所得については、概ね捕捉できていることから、国民一人ひとりが、所得に応じて公平・公正に税や保険料を負担し、社会を支えていく仕組みを整備することは、極めて重要である。
具体的には、情報セキュリティの確保を前提に、住民基本台帳ネットワークの「住民票コード」を活用することで早期の実現を目指し、所得・資産・社会保障を一元的に捉えるための基幹的な仕組みとして整備する。
3.権利と義務の主体を「世帯」から「個人」へ:個人番号と個人会計の導入を
従来に比べ、働き方は多様化し、家族形態は変化している。例えば、雇用者の約3割が非正規の職員・従業員であり、また、専業主婦世帯は年々低下傾向にある。フルタイム勤務や専業主婦世帯をモデルとして組み立てられた現行制度と実態とのミスマッチを早急に解消しなければならない。
ここで、雇用や家族の形態になるべく中立的であるべきとの観点に立てば、給付と負担の単位を世帯から個人へと移行することが、自ずと導かれる必要がある。
個人単位への移行にあたっては、個人番号及び個人会計の導入が求められる。個人は、一生涯に亘り社会保障との関わりを持つが、生を受けたと同時に個人番号を割り当て、個人会計を設ける。各制度の給付と負担を個人単位にて、ライフサイクルを通じて管理する仕組みとして構築する。
個人にとっては、給付と負担が可視化され、その距離感が狭められることで、制度へのオーナーシップが高まる。また、払い込む保険料がリスクへの備えとしての貯蓄的な意味合いを備え、負担へのネガティブな印象を減じる効果も期待できよう。
行政にとっては、制度ごとに蓄積されている個人情報が個人番号に集約され、行政組織間等でのネットワーク化が図られることで、事務の効率化に大きく貢献する。
また、個人番号を活用し、広範な所得を正確に捕捉することで、税や保険料の公正な負担や社会保障の適正な給付も可能となる。
個人番号は、個人の社会的、経済的活動を支える極めて重要な制度となる。導入にあたっては、厳密な運用ルールやネットワークへの不正接続を防止する万全なシステムを整備し、情報のセキュリティーを確保することが前提となる。法制面の整備、導入の手順やコストも含めた実現に向けた本格的議論を期待したい。
(2)個人番号制度の導入により期待される効果概要(PDF)
一方、わが国においては、社会保障に個人番号制度が導入されておらず、社会保障行政の効率化が進まない一因になっている。個人番号制度は、社会保障の分野をはじめ行政に広く汎用が可能な社会的インフラと考えられ、その導入により、下記のような効果が期待できる。
・医療・介護等における負担と給付の履歴管理が容易になり、個人会計が可能になる
・申請手続きが簡素化される。本人、事業主の負担が減り、社会保障の運営事務コストも削減される
・納税事務にも併用することにより、所得捕捉が強化される
・個人番号への所得、負担、給付に関わる情報の一元化と、その共有化により縦割りの行政サービスが変わる
個人番号制度の導入費用は、社会保障行政の効率化に必要なコストと認識し、導入実施主体の整備、システム企画、経費見積と予算措置等、実現への道筋をつけるべきである。なお、導入に際しては、セキュリティに関する環境を整備することを前提に、個人番号には、住民基本台帳ネットワークによる住民票コードを活用する。また、現行業務に合わせて、システムをカスタムメイドで構築するのではなく、システムに合わせて業務自体を変えていく、まずは一部の手続に新システムを導入してみる等、実現のために柔軟な方法を検討することも必要である。
IV.基幹税と税制インフラの具体的な姿
1.所得課税
(4)低所得者等への配慮は所得税を軸に一体的に実施
低所得者等については、必要に応じて勤労、子育て、生活支援などの面で十分配慮しなければなりません。対象を絞って小さなコストで効果的に政策を展開する観点から、個人所得情報に基づいて「給付つき税額控除」と「基礎食料購入費一部還付」を導入する必要があります。
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2.資産課税
(1)相続税と社会保障給付との連携
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社会保障制度における個人番号と個人会計の導入を前提に、医療・介護の給付実績が負担を超える場合には、死亡時に相続税の基礎控除額を削減します。なお、高齢者は、医療・介護のリスクへの備えとして貯蓄などの資産を保険料や自己負担に充てていると考えられるので、生前時に資産への課税を強化することは適当ではありません。
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5.税制インフラ整備
(1)納税者番号制度の早期導入
納税者番号制度は、税の信頼性・効率性の向上のために不可欠なインフラです。諸外国の経験からしても、導入・運用に関する大きな問題はないので、早急導入が可能です。納税者番号制度の構築・運用の費用は必要なコストであり、直ちに予算を措置して、政府に導入実施主体を組織し、民間の知恵を活用してシステム企画を進めるべきです。
納税者番号には、住民基本台帳ネットワークの住民票コードを活用することが妥当です。住民票コードの活用にあたっては、個人情報保護のための十分なシステム・セキュリティーの確保など所要の制度の整備が必要です。
さらに、個人番号は納税以外に、他の行政サービスにも幅広く活用することが可能です。個人所得情報を正確に把握するとともに税務執行コストを削減するのは勿論のこと、社会保障に個人会計を導入し、負担と給付の可視化や運営の効率化を図ることなどが考えられます。
4.電子政府の推進と情報通信行政の一元化
〜国民ID導入と情報通信コンテンツ省(仮称)創設〜
【課題・視点】
日本は、これまで膨大な費用と時間を投じて電子政府を構築してきた。しかし、利用者にとり扱いにくく、電子申請の利用率や国際的な電子政府ランキングは低迷し、結果に結びついていない。特に、推進体制、基盤整備などに課題があり、過去の反省の上に立った電子政府の明確なビジョンと工程表を設定し、選択と集中、メリハリある電子化を進めることが必要である。
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基盤整備については、ワンストップサービスなどの利便性の高い電子政府実現に不可欠な、国・地方間で統一された国民ID・企業IDなどの番号制度の導入や、各府省庁・自治体ごとに異なるシステム間でデータを連携させる仕組みの整備が遅れている。特に、国民ID導入は、過去にも検討されてきたが、国家による強力な個人管理につながるとの懸念から、見送られてきた。国民の理解を得るために、電子政府の利便性をさらに国民に理解してもらう一方、国民の安全・安心を担保する仕組みを導入することが必要である。
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【施策例】
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――電子政府基盤整備
各府省庁、自治体で提供される各行政サービス間で利用できる、統一された国民ID・企業IDを導入する。国民IDは、住民基本台帳、社会保障、納税など、各種IDを統合することを目指す。必要に応じて各種カードの統一も検討する。
国民の安全・安心への要望に応える取り組みを引き続き進める。アクセス管理、機密保性保持をはかり、個人情報へのアクセス履歴を各個人が確認できるようにするなどの機能を電子政府に盛込む。
利用者の利便性を向上させる「次世代電子行政サービス」を実現するための基盤整備、施策を推進する。各府省庁・自治体間で相互に、バックオフィス連携、異なるシステム間のデータ連携を実現する。
予てより番号制度の導入を主張してきた日本生産性本部(会長:牛尾治朗・ウシオ電機取締役会長)は、「わたしたち生活者のための『共通番号』推進協議会」の事務局団体として、2010年12月5日、発足シンポジウムを主催した。同日発足した推進協議会は「政府や各政党と協議の場をつくりながら、国民の立場から提言を行ない、国民主役の共通番号を実現するべく、活動する」と同時に、「国民各界及び国民各界間の合意形成役を担う」ことを目的とした団体で、幹事(代表)は北川正恭・早稲田大学大学院教授、幹事(主査)は須藤修・東京大学大学院教授である。
発足シンポジウムには、来賓としてあいさつをした菅直人首相をはじめ民主・自民・公明・みんなの4党幹部が出席し、「制度導入を目指す方向で一致した」(『東京新聞』2010年12月6日付け)とされる。
なお、発足シンポジウム資料「発足シンポジウム パンフレット」(PDF)の9ページに同協議会の幹事名簿が掲載されているが、主な幹事の肩書きをあげると、日本青年会議所会頭、全国知事会長、富士通相談役、東京海上日動火災保険会長、日本アイ・ビー・エム会長、全国銀行協会会長、日本労働組合総連合会会長、野村證券会長、日本電信電話社長、全国市長会長などである。
I.IT社会の共通基盤として、日本国籍を有する者及び外国人登録を行っている者全てを対象とした国民識別ID番号制度=「JAPAN―ID」を「電子政府・電子自治体」完成目標の2010年前までには創設すること(創設にあたっては、「住基ネット」を活用すべき)提言は「JAPAN-ID」の効果として、行政コストの削減、年金・健康保険・徴税における給付と負担の公平・公正の実現、幅広い金融資産の正確な捕捉などによる不公平感の解消、日本に居住する外国人にも日本社会の一員として基本的に同等の権利と義務を保障する外国人に開かれた社会の実現、知らない人は損をする「申請型の行政」から行政が自ら該当者を抽出し案内を行う「情報提供型の行政」への転換、免許証・パスポート等を所持していない高齢者など「証明弱者」への対応をあげている。
II.「JAPAN−ID」を有効に機能させ、安全・安心な運用を担保するための独立した機関「JAPAN―ID安全センター」を併せて創設すること
提言1.IT社会に相応しい個人認証基盤として「JAPAN−ID(仮称)」を早期に創設すべきである。別紙1:IDの管理形態(PDF)
−「JAPAN−ID」の創設にあたっては、住基ネットを活用しながら、国民が安心して利用できる仕組みの構築を第一にすること。具体的仕組みとして、日本型セクトラル・モデルを提案する
−「JAPAN−ID」は個人属性とは関係のない任意の番号とし、発行および管理は、独立行政機関「JAPAN−IDセンター(仮称)」を設置し、行うこと
−「JAPAN−ID」の個人認証のために「JAPAN−IDカード(仮称)」を交付すること
−「JAPAN−ID」は、日本国籍を有する者及び外国人登録を行い日本に在留している外国人全てに発行すること
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提言2.「JAPAN−ID」の運営にあたっては、国民が安心できる仕組みの構築を第一として法的整備や国民による監視体制を構築すべきである。
−不適切な利用を排除するため、「JAPAN−ID」の利用の範囲や利用方法等を法令化し、罰則規定を設けること
−国民が自分の個人情報へのアクセスを自ら監視できる仕組みを創ること
−「JAPAN−ID」の運用を監視し、国民からの相談対応を行う第三者機関「JAPAN−IDセンター監視機構(仮称)」を設置すること
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提言3.IT社会を支える認証基盤である「JAPAN−ID(仮称)」の創設に向けて政府は一丸となって取り組むべきである。
3.IT社会の共通基盤としての「JAPAN−ID」の早期創設を求める。
現在、政府においては、「社会保障・税に関わる番号制度に関する検討会」が開催され、税金と社会保障の共通番号を導入すべく議論を行なっている。
私たち情報化推進国民会議では、民間の立場から、世界最先端のIT国家推進を目指しての活動を展開してきた。2002年8月の提言書「e−Japanからe−Japanese を目指して」の中で、「国民の誰もがネットワークに参加できる環境と能力を身につけた「e−Japanese」として社会に参加することが重要である」と主張して以来、電子政府・電子自治体の推進や教育分野の情報化推進の必要性を訴えてきている。特に近年は、行政分野の情報化を推進するためには、IT社会を支える共通の認証基盤となるJAPAN-ID(=共通番号制度)の創設に向けて政府一丸となって取り組むべきであることを訴えてきた。
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IT を徹底的に活用した安全・安心で公正・公平な社会を実現するためには、JAPAN−ID(=共通番号制度)の導入に向けた政府の議論に期待したい。
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日本生産性本部内に設けられた情報化推進国民会議は「JAPAN−ID」を早急に実現すべく、その具体的仕組みとして情報漏えいに対する安全性の高い日本型モデルを提言した。
この番号制度を実現することにより、国民の利便性は飛躍的に向上する。例えば、年金の請求や介護保険の申請、住所変更等の届出、納税など、行政サービスごとに個別に割り振られた番号を使わなくても一つの番号だけですべてのサービスを受けられるようになる。
この際、番号制度の設計にあたっては、セキュリティーに万全を期するとともに、国民が安心して利用できるような法制度や監視体制を整備し、行政といえども不適切な利用ができないよう制度と仕組みを整える必要があろう。
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高齢化社会を迎える今こそ、行政分野ごとに縦割りで情報が管理されている現状に横串を刺すことが重要だ。国家にとっても国民にとっても利便性が高く、信頼、安心できる国民IDとしての「JAPAN−ID」を早期に実現し、社会全体の生産性向上を図ることを強く要望する。オープンな場で衆議を尽くし、国民の合意形成を送球に進めるべきである。
■発足趣意書
未曾有の高齢社会に突入する中、国民の将来不安を払拭し、安心して生活できるよう社会のしくみを変える必要がある。その基盤として急がれるのが、「共通番号」である。国民一人ひとりがその取り扱いを管理・監視できる「共通番号」、生活者の目線に立った「共通番号」を導入することにより、国民の生活基盤を立て直し、行政のあり方を変え、持続可能な社会をつくる。
本協議会は、政府や各政党と協議の場をつくりながら、国民の立場から提言を行ない、国民主役の共通番号を実現するべく、活動する。同時に、国民各界及び国民各界間の合意形成役を担う。
目的1:国民の暮らし・生活基盤の立て直し
−国民の基本的人権や生命・生活を保障するために活用し、国民の将来不安を解消する社会保障制度や税制の実現に役立て、一人ひとりの生き生きとした暮らしを再生する。
−地域の共助の再構築に活用し、国民一人ひとりの状況に応じた医療・介護や災害対策を実現し、地域生活・社会生活の質の向上をはかる。
目的2:行政の立て直し
−申請主義をなくし、必要な人に必要なサービスを行政から提供できるようにする。ワンストップサービス化など、行政サービスを国民が利用しやすいものにする。
−行政サービス毎の投資における重複を排し、人や予算を国民が必要な政策に振り向ける。中央と地方の情報格差を解消し、役割分担を見直し、地域主権の実現を促進する。
目的3:新たな成長戦略への活用
−プライバシー情報を保護しながら共通番号の利用を民間に開放するしくみを構築し、国民の利便性を高め、民間の創意工夫を生かした新たなビジネス、新たな雇用を創出する。
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■ わたしたち生活者のための「共通番号」推進協議会とは
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●本協議会の趣旨・目的
下記3点の実現に向け、その基盤となる国民の視点に立った生活者が主役の共通番号の実現をめざします。
(1)国民の暮らし・生活基盤の立て直し
(2)政府・行政の立て直し(中央政府・地方政府を通じた仕事の見直し)
(3)新しいIT戦略・成長戦略への貢献
●主な活動内容
生活者が主役の共通番号実現のため、政府や各政党、国民各界及び国民各界間の合意形成に向けて下記の活動を行います。
(1)政府や各政党との協議・調整、党派を超えた議論の場の提供
(2)国民の理解促進に向けたシンポジウム等の開催や広報活動
(3)国民の利便性を高める共通番号の活用に向けた各種検討、提言活動
幹事 氏名50音順
幹事(代表) 北川正恭 早稲田大学大学院教授
幹事 相澤弥一郎 日本青年会議所会頭
幹事 麻生 渡 全国知事会長・福岡県知事
幹事 秋草 直之 日本生産性本部副会長・富士通相談役
幹事 石原 邦夫 東京海上日動火災保険会長
幹事 大歳 卓麻 日本アイ・ビー・エム会長
幹事 大宅 映子 評論家
幹事 奥 正之 全国銀行協会会長・三井住友銀行頭取
幹事 尾崎 純理 弁護士・民間法制局代表
幹事 亀田 俊忠 亀田総合病院名誉理事長
幹事 古賀 伸明 日本労働組合総連合会会長
幹事 古賀 信行 野村證券会長
幹事 佐々木 毅 学習院大学教授
幹事 曽根 泰教 慶應義塾大学大学院教授
幹事 高橋 進 日本総合研究所副理事長
幹事 永井 良三 東京大学大学院教授・元東京大学病院長
幹事 増田 寛也 元総務大臣・東京大学客員教授
幹事 三浦 惺 日本電信電話社長
幹事 森 民夫 全国市長会長・長岡市長
幹事(主査) 須藤 修 東京大学大学院教授
※平成22 年12 月5 日現在。今後、幹事は増える予定です。
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共通番号制度 Watch 民主党政権下における議論 民主党の政策 税制調査会 経済界からの要望 国民ID制度 その他の議論 新着情報 ご意見・ご感想 年表 参考文献 研究所通信 サイト内の検索 電子自治体情報 サイトマップ
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from 2010 .12.11