2000年5月1日付けで、全面リニューアルされました。出来るだけ早く、こちらもリニューアルしたいと思います。お待ちください。
筆者が17年間勤務し、今現在も住んでいる自治体のホームページです。1997年11月開設だと思います。
デザインや操作性は、委託先のプロが作ったものらしく、立派ですが、掲載されている情報は、かなりレベルが低いと言わざるを得ません。自治体ホームページウォッチングでまず問題にしている行政運営における基本的情報である財政、例規、計画の情報は、全く提供されていません。また網羅的な業務案内や窓口案内も掲載されておらず、統計情報も無く、全体として一昔前のホームページといった感じです。
各ページの左側に設けてある目次に沿って内容を見ていきます。まず、定番の「市長からのメッセージ」がありますが、ここからはホームページ開設の目的がはっきりしていないことが読み取れます。
次に、市勢概要のコンパクト版とも言うべき「まつばらプロフィール」を順に見ていきます。まず「まつばらの産業」を見ると、印材の生産量が全国トップ、また金網生産が全国有数なのがわかります。たいへん結構なことです。しかし、一般の市民にはどちらもなじみの薄いものです。身近に感じられる様に、また市民が誇れる様に、何故こうした加工業が松原に根付いたのかとか、印材ができるまでとか、金網の用途とか、真珠核は何処へ送られるのかなど、もっと詳しく解説できないものでしょうか。それに産業と題をつけるのなら農業や商業も入れないとおかしいですね。頑張っている農家や商店街もある筈ですよ。
「まつばらへのアクセス」は、どこの自治体ホームページにもある市役所までの交通案内のようです。しかし、よく見ると市役所の最寄りの駅である「河内松原」までの案内だけですね。駅から市役所までの案内はホームページのどこにもありません。とすると、このページは松原市への交通案内なのでしょうか。でも、そうだとすると河内天美駅も布忍駅も高見の里駅も松原市内なのに案内が無いのはおかしいですね。ついでに「お車での交通アクセス」の方もおかしいので書いておきます。松原JCまでの距離が書いてありますが、JCというのは、ジャンクションの略ですから、ここからは一般道に降りられないですね。近畿自動車道と西名阪自動車道の場合は松原IC(出口)までの距離を書くべきでしょう。また、和歌山方面から阪和自動車道を使った場合は、松原JC手前の美原南出口で降りないと通りすぎてしまいます。もう一点、重箱の隅をつつくようで悪いのですが、周辺路線での「堺筋線」は「谷町線」の間違いでしよう。 業者委託するとこうなるの見本かな?! (^○^)
「まつばらなんでも便利帳」は「市役所情報テレホンガイド”てれほんまつばら”のご紹介」です。テレホンガイドを利用するには、知りたい情報を指定する"情報番号"が必要で、その番号は電話をかけて、サービスコード"999"で、FAXにより取り出せとのことです。オイオイですね。そんなこと説明するより、情報番号そのものをこのページに掲載すべきでしよう。その方がどれだけ便利か。追い討ちに「情報番号などの詳しい内容を記載したパンフレットが市役所内にあります。市役所にてお気軽にお尋ねください」ですって。気軽に取りに行けるぐらいなら、だれも"999"へ電話せんわ。
「明日のまつばら」は、総合計画の説明の様ですが、あまりの簡単さに開いた口がふさがりません (゜○゜)
「友好都市」は、松原市の友好都市である奈良県月ヶ瀬村の紹介と松原市少年自然の家「クリエート月ヶ瀬」の案内です。この自然の家がある関係で、私自身、何度も訪れたことがありますが、月ヶ瀬村は、たいへん良いところです。ところで、「リンク集」に「月ヶ瀬観光協会のホームページ」へのリンクがあるのに、この「友好都市」のページに無いのは何故でしょう。閲覧者の利便を考えれば、ここにもリンクを置くべきではないでしょうか。直ぐに出来ることだしね。
さて次の「お知らせ(行政情報)」は、市役所が市民に知らせたいことを取りあえず並べたといった感じのページです。松原では市内循環バスが10月からスタートしました。その簡単な説明が「公共施設をまわる市内循環バス『松原ぐるりん号』」と題して、ここに掲載されていますが、所要時間はあるものの時刻表もバス停の位置図もありません。市民に広報紙と一緒に配布したルートマップ付き「時刻表」をここに掲載しても損はないでしょう。
また同じ10月から市立松原病院で「24時間の救急診療」が始まりました。その説明が「24時間の救急診療」と題して掲載されています。しかし、24時間とは書いていますが、365日とは書いていません。また、「市立松原病院」の案内ページには、平日の診療時間が午前8時30分〜午前11時30分であることと、「深夜や早朝など、地域の医院診療が開いていない時間帯に診療をします」と書いてあり、おまけに土曜日・日曜日・祝日・年末年始は休診と書かれています。この記述では「休日は診ていただけない」と思ってしまいます。しかし、松原市では、以前から休日救急診療所(昔あったが廃止された)ではなく市立松原病院で休日救急診療をやってきました。今回この措置が廃止されたとは聞いていませんので、365日24時間、市立松原病院は救急患者を受け入れることになったと推定はできます。おそらく平日午前中は通常診療、午後から翌日朝までは24時間救急診療、土曜日・日曜日・祝日・年末年始の9時から17時?は休日救急診療、17時以降は24時間救急診療という区分でしよう。しかし、こうしたことは事情通のみにわかることであり、一般市民では、このページを見ただけではわからないでしよう。もっとわかりやすくきちっと書くべきです。また、「市立松原病院」の案内ページから「24時間の救急診療」のページへもリンクを張ったらいかがでしよう。
この「お知らせ(行政情報)」には「要介護認定の申請受付」のページもありますが、内容は、極めて簡単なものです。一番下に「問合せ 介護保険室」と書いてありますが、電話番号もメールアドレスも書いてありません。これまた不親切ですね。市役所まで来いということかなぁ。「市議会からのお知らせ」は、議会日程などを掲載するページですが、議会日程が決まるまでは、ページそのものが存在しない様です。「次回の議会は、何月頃です。日程が決まり次第、このページでお知らせいたします」ぐらい書いたページを何故置かないのでしようか。どうして、こんな中途半端なページばかり作るのでしよう。住民の視線に立つてページを作るべきでしよう。
さて、松原市のホームページで最も奇怪なところは、「まつばら見て歩き」の「まつばらイラストマップ」で公共施設の案内を行なっていることです。普通「見て歩く」というのは、特定の施設に行くことを目的とせず、散歩などぶらぶら歩くというものです。この「まつばらイラストマップ」には「さぁ、どこに行こうかな〜」と女性が独り言を言っているイラストもあります。一方、公共施設は住民が特定の目的を持って訪れるものです。「市役所に用事があったが、ぶらぶら見て歩いて、結局、図書館に行って帰った」などということは普通ありえないでしよう。性格が違い過ぎます。住民に公共施設の案内をするなら、フロントページから直接行ける「公共施設案内」のページを作るべきでしょう(ただし、その場合は、もっと詳しく書いてもらわないと役に立ちそうにありませんのでよろしく)。「忙しい日々をしばし忘れ、気の知れた仲間たちと散歩に出かけてみませんか?」とコメントされた「西除川てくてくマップ」「史跡めぐり 中央部コース 」なら「まつばら見て歩き」に位置づけることは理解できますが。ところで、これらの散歩コースにつけられた地図は、松原市をよく知らない外部の人が作ったのか、あまりにも簡単すぎます(「まつばらイラストマップ」の地図も酷い。道がまともに書いていない)。まつばらの路はもっと複雑です。これでは路に迷います。また、「史跡めぐり 中央部コース 」の下に、「地区別に全6コースの散策コースを1年間にわたってご紹介していきます。お楽しみに!!」と書いてありますが、「史跡めぐり 中央部コース 」以外見た記憶が無いように思います。単に、私が見ていないだけなら良いのですが。
「Events & Topics」は行事案内です。以前は、行事案内だけでなく「トピックス」と称して市内などで行われた行事の写真と記事も載っていたのですが、今はありません。古い記事が何時までも載っていると私が以前、批評したので廃止したのでしょうか。もしそうならあいスミマセン m(_ _)m ところで、どうしてボタンの表記が「Events & Topics」と英語なのでしょうか。日本語で「行事案内」と書くべきでしよう。委託業者まかせのデザイン重視もほどほどにね。
「防災情報」は、一般的なことばかりで、松原独自の情報は、避難場所の大まかな地図だけと、役に立ちそうにもありません。
「広報まつばら」のバックナンバーの提供が今年の10月号から始まったようです。今、流行りのPDF形式ファイルによるものです。ついに松原でもという感じですが、私は、PDF形式ファイルによる広報紙の提供については、住民の負担する手間と時間と金銭の面で批判的です。詳しくは、「広報紙のPDFファイル化について考える」に書いていますので、是非読んでください。一応、項目毎に、ファイルサイズが明記してある点は評価できますが、"PDF"と"Adobe Acrobat Reader"に対する説明が簡単過ぎます。寝屋川市などを参考に、もう少し説明を加えるべきでしよう。
「リンク集」には、全国の市区町村の歌などが聴けるという富士通が主宰している「音声サービス実験放送局ホームページ」や、市の花をバラと制定している都市の紹介などがあります。「リンクを希望される方は、下記アドレスまでメールでご相談ください」と書かれていますので、私も希望してみようかな。
操作性は特に問題がありません。フレームを使わずに、フレームと同様の効果を出しているページデザインは中々良くできています。委託業者の腕の冴えでしよう。問題点としては、フロントページに平成○○年○月○日更新と更新日が表示してありますが、肝心の何処を更新したのかわからないのはどうかと思います。何度も見に来てもらいたいのなら、新着情報は基本でしょう。
双方向性についは、担当課のアドレスはフロントページに明記してあるものの「ホームページをご覧になってのご意見・ご感想をお聞かせください。なお、お寄せいただいたご意見などへの個別回答はいたしかねますが、今後のよりよいホームページづくりへの参考にさせていただきます。」と、一方的な冷たい対応であり、また、市政に対する意見などを聞こうという姿勢も見えずダメですね。もっとも、こうしたインターネットの双方向性を無視した一方的な対応は、何も松原市だけではありません。多くの自治体ホームページに同様の文字が刻まれています。一度、冷たい代官所的な役所の割合を統計として取ってみたいと思います。もちろん結果は、当ホームページで公開します。
北摂の池田や豊中、北河内の寝屋川や枚方にとは言いませんが、せめて同じ南河内の河内長野には負けないようなホームページを作って欲しいですね。差がたんだん開いて行っているようで、さびしい限りです。ぜひ、他市のホームページも見て勉強してください。思いきったリニューアルを期待しております。