自治体情報政策研究所自治体職員 花子と太郎のエル・ジー・ワンって何よ
 その11

← 前へ  ↑ 戻る  次へ →

太郎 エル・ジー・ワンにも共同化やアウトソーシングにも問題あるのはわかるよ。でも自治体の電子化は必要だろ
花子 確かにパソコンやインターネットを使う人は増えているし、 IT (情報通信技術)もどんどん進歩しているから市役所でも使わない手はないと思うよ。でも、インターネットでできる申請ってそんなにあるかな。住民票の請求なんかはできるだろうけどね。国保や年金、福祉とかの関係で市役所に来る人ってたくさんいるけどいきなり書類提出じゃなくって、まず、相談があってその上で必要な書類を書く場合が多いよね。
太  どんな制度があって、その制度を受けるにはどんな書類を出す必要があるのか、知っている住民は少ないよね。書類の書き方もむずかしいし。パソコンの画面にパパッと入力なんて考えられないね
花  そうね、書類書きのプロのはずの太郎君も年末調整書くのに苦労していたもんね。
太  ・・・・・・
花  でもね、電子申請なんかいらないって言ってるわけじゃないの。誤解しないでね。政府はほとんど全ての申請を遅くとも2005年までに電子化しろとか、全ての自治体が電子化しなければならないとか言っているのがおかしいと思っているだけなの。自治体それぞれが実情に応じて、住民からの要望のあるものや、簡単にいきそうなものから順番にやっていけばいいのよ
太  だいたい高齢化が進む過疎地の村まで都会と同じように電子化する必要なんてあるのかな。地道にやっていくのなら、お金がないからとあわててアウトソーシングする必要もないし、自分たちで開発することで専門職員も育っていくだろうしね
花  共同化だって、都道府県で一本化なんて言わずに、おかれている環境や規模、仕事のやり方なんかが似通ったものどうしが自由にやればいいのよ。それが地方自治だよね
太  そういや神奈川県横須賀市の電子入札システムを山口県下関市が共同利用するって話が、前に新聞に出てたよね
花  IT 使えば距離なんて関係ないからね

 本稿は、大阪自治体労働組合総連合(大阪自治労連)からの依頼により、同連合傘下組合機関紙用に作成した版下用原稿です。
 本稿は、シェアウエアです。閲覧や当ページへのリンクの設定は、ご自由ですが、労働組合等の機関紙などへ掲載される場合は、使用料をいただきます。PDF形式の版下も用意していますので、掲載を希望される方は、黒田(kuroda@JJ-SOUKO.com)まで、事前に、ご連絡ください。
 なお、著作者である黒田の承諾を得ずに、本稿の全部若しくは一部を如何なる形式であれ、引用の範囲を超えて転載することは、著作権法に反しますのでご遠慮ください。

← 前へ  ↑ 戻る  次へ →