自治体情報政策研究所自治体職員 花子と太郎のエル・ジー・ワンって何よ
 その3

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太郎 課で1台のパソコンじゃ、エル・ジー・ワンでやり取りする電子ファイルを公文書として扱うのは無理だよね。係に1台でも足りないな
花子 そうね。だから、政府は自治体に対して、職員1人に1台のパソコンを配置せよとうるさく言っているの。政府の方が公文書を電子化してエル・ジー・ワンで送っても受け取る方が準備できていなかったり、自治体からの返信は全部紙のままだったら……
太  計画は海のモズクだ
花  それを言うなら海の藻屑(笑)
太  いいな、1人1台か。でも無理だろうな。うちの市財政危機だからなぁ。上の方から聞こえて来るのは、人減らす、給料減らすって、そんなことばっかだもんな
花  ほんと暗いね。ところで、電子自治体って知ってる?
太  ん、今言ってた役所の中の紙を電子化するってこと?
花  それももちろんあるけど、住民からの申請なんかを役所の窓口に来なくても家からインターネットでもできるようにするの。これが電子自治体
太  インターネット使う人、増えているからな。そのうちそうなるんだろうな。
花  でもね、政府はそのうちなんて考えていなくて、2003年度までに政府を、2005年度までに全ての自治体を電子化すると言っているの
太  そりゃ、計画たてるのは政府の勝手だろうけど、今の自治体にそんなことできるはずないじゃん。インターネットで申請を受けるんなら、市役所側にそのためのシステムがいるよね。コンピュータ買って、まぁリースでもいいけど、プログラムも組んで。こりゃお金もいるし、時間もかかる、それに自慢じゃないけど、うちの役所にコンピュータの専門家は数人しかいないよ。雇うったって、今のご時世じゃ無理だしね
花  確かにその通りね。色んな調査でも自治体を電子化する上での最大の壁は、予算不足と専門的知識を持つ職員の不足と出ているの。でもね、そんなことは政府も知っているようよ。で、ウルトラCの解決策を出してきたわけ
太  ウルトラCって、何それ

 本稿は、大阪自治体労働組合総連合(大阪自治労連)からの依頼により、同連合傘下組合機関紙用に作成した版下用原稿です。
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