「市長からのメッセージ」の日付から見て、開設日は99年12月15日だと思われます。出来立てのホームページです。吹田市の開設で大阪府内人口20万以上の都市で開設していないのは東大阪市だけになりました。
まず行政運営における基本的情報である財政、例規、計画の情報が提供されているかどうか見てみます。財政について特に説明したページはありません。ただし決算については、「統計」のページに、内容はたいして詳しくはありませんが、平成10年度決算について「一般会計の歳入・歳出」「企業会計」「特別会計」「市民一人あたりに使われた額」が一応説明されています。また、99年春の一斉地方選挙で選ばれた新市長が7月議会で示した「今後4年間の市政運営の基本方針と主要施策」は「あしたのすいた」の中にありますが、99年度予算について説明したページは特にありません。当初予算は前市長のもとで作られたから「わしゃ知らん」かも知れませんが、7月議会以後、新市長のもとで補正も組まれているはずですし、また99年度もまだ3ヶ月以上残っています。「施政方針」だけでなく予算についてもきちっと掲載すべきでしよう。
ところで、「市民一人あたりに使われた額」という表現はいかがなものでしよう。恩着せがましい気がするのは私だけでしようか。「決算額を市民一人あたりになおした額」の方が正しいのでは (^_^;)
次に例規ですが、「すいたって」という吹田市の概要説明の中に「めずらしい条例(特色)」というページが設けられ、「吹田市遺伝子組換え施設に係る環境安全の確保に関する条例」と「吹田市環境影響評価条例」の二つの条例が全文掲載されています。「順次吹田市の条例を紹介していく予定です」というのはたいへん結構ですが、「めずらしい条例」という表題(分類)はあまり良いようには思えません。普通に考えて「めずらしい条例」を見たいと思うのは、我が市でも参考にと考える他の自治体の職員や議員、または研究者や住民運動家などでしよう。吹田市の特色を全国に知らしめたいという思いからこういう表題をつけたのかもしれません。しかし、吹田の住民の目から見れば、めずらしくなくとも、自分たちの生活に身近なものや、関心のあるものから載せていってもらった方が良いと思うのではないでしようか(優劣付け難いというなら尼崎市のように例規集そのものをホームページで提供するのも良いのでは)。「めずらしい条例」ではなく住民の視点に立った表題(分類)への変更を期待します。もっとも、現在掲載されている二つの条例は、めずらしいだけでなく生活にたいへん影響を与える重要なものであり掲載されたことは自体はたいへん評価できます。
なお、この条例文の項や号などの表示に<OL>と<LI>のタグが使われていますが、ブラウザによっては、見え方が違ったり、閲覧者が条文を再利用(引用など)するためにテキスト形式で保存した場合に項や号の数字が全て消えてしうこともあるようです。項や号なども条例の一部ですので、こうしたことを避けるために、<OL>と<LI>のタグを使わずに、文字データで表示していただきたいものです(附則 1 2 3のように)。
計画については、「あしたのすいた」の「総合計画」に「新総合計画における平成8年〜17年(1996〜2005年)の施策の大綱」が全文?掲載されています。掲載したこと自体は評価できますが、「総合計画」や「施策の大綱」とは何か、どうやって決めたのかなどといった説明も、住民自治の観点から付けて欲しいですね。財政支出などとの関係も具体的に示して欲しいですね。
またこの「あしたのすいた」には「都市整備」と題して「都市計画」「都市景観」「まちづくり事業」などの説明もあります。「都市計画」については、図面などもつけてもう少し具体的に、「都市景観」については、「吹田市都市景観基本計画」や「吹田市都市景観要綱」、各種景観関連資料の紹介だけでなく、これらの情報そのものをホームページで提供するようにできないものでしようか。また「まちづくり事業」については事業によって差異はありますが、全体に内容が簡単過ぎるようです。事業費の財源や市の負担額、また地域に住む人の生活がどうかわるのかなど具体的な情報の提供と、市民からの意見や質問を受付けるようにするなどの改善が必要でしよう。
以上のように、行政運営における基本的情報、すなわち住民自治につながる情報については、最近開設されたにもかかわらず全く載せていない自治体や、何年も前から開設しておきながら進歩のない自治体が多い中で、吹田らしい努力の後は見えます。しかし、中味はまだまだといった印象です。今後の推移を見守りたいものです。
では、次にフロントページに設けられている目次に沿って中身を見ていくことにします。
「すいたって」は一般的な市勢概要です。この中の「位置・地勢」に、ファイルサイズ60Kbの地図(地勢図)がありますが、こういう地図ってどういう役に立つのでしょうか。また「都市宣言」が掲載されていますが、宣言を知らせることももちろん必要ですが、この宣言に基づいてこんな施策をやって来た、またやろうとしているといったことも紹介しなければ、絵に書いた餅、いや空念仏というように読めてしまいます。もっとも、吹田だけでなく、どこの自治体でも同じ様なものですが。
「市長からのごあいさつ」の「市長からのメッセージ」の「自宅で手軽に行政情報を引きだすことができ、利用されることで、市民の皆様の出会いや吹田のまちに対する関心が深まりますよう期待しています」という言葉から、このホームページの開設目的が明確にわかります。動機や目的のはっきりしない、誰に向けて情報を提供しているのかわからない自治体ホームページが多い中で、こうした姿勢をは評価できます。ぜひ、この言葉を空文に終わらせないよう内容の充実を図るとともに、関心から参加、住民自治へと繋がるような「さすが吹田」と言われるようなホームページにしていってもらいたいものです。また、「資産公開」と「行動ノート(報告)」は首長に関する情報公開として評価できますが、「行動ノート」の内容は簡単過ぎます。「○○部協議」とか「来客」とか「所用」とかいった文字を並べただけでは、公開した意味があまりないように思います。99年11月14日から19日までの「オーストラリア・バンクスタウン市出張」も具体的に何処を見てどんな話しをしたのかまで書いてもらわないと、遊びに行ったのかと思われてしまいますヨ。
「施設あれこれ」の「市関連施設」には、多くの施設が掲載されていますが、所在地と電話番号(市外からのことも考えて何処かに市外局番は06だと書いてくださいネ)のみのものと、案内ページが別に設けられているものとがあります。まだ、ホームページを開設したばかりだからこうなっているのかもしれませんが、市役所や各出張所、吹田市民病院、休日急病診療所、老人保健施設など住民生活にとって重要な施設には、ぜひ案内ページを作って欲しいものです。「文化/コミュニティー」「地域施設」については、概ね案内ページが設けられているようです。
と書きましたが、実は、これらの施設案内ページ(駐車/駐輪場を除く)は、吹田市のホームページのサーバーとは別に、大阪地域情報サービスネットワーク協議会(OPAS協議会)のサーバーに全て設けられているようです。本体のドメインアドレスが"city.suita.osaka.jp"なのに対して、施設の説明ページは"opas.gr.jp"となっています。具体的に見てみましよう。例えば「市関連施設」の「医療・福祉」(http://www.city.suita.osaka.jp/suita/menu4/1.htm#2)の中の「千里丘児童会館」の項をクリックします。するとごく簡単な施設案内(http://www.opas.gr.jp/data/suita/gakushu1/shisetu/j-1.htm)が表示されます。このページの使用方法等をクリックすると「児童会館・児童センター」の案内ページ(http://www.opas.gr.jp/data/suita/gakushu1/shisetu/j-m.htm)が現れます。このページからは各児童会館・児童センターの簡単な説明ページへのリンクが張られています。また「吹田市の目次へ」というリンクボタンもあります。このボタンをクリックすると、普通に考えれば吹田市ホームページのフロントページか、もしくは「施設あれこれ」の「市関連施設」ページが現れると思います。ところが実際に現れるのは「目次 学習施設ガイド」というはじめて見るページ(http://www.opas.gr.jp/data/suita/gakushu1/shisetu/index.htm)です。このページからは各施設の案内ページを見ることは出来ますが、元の吹田市ホームページへは、ブラウザの戻るボタンを3回続けて押さない限り戻ること出来ないようです。全ての施設案内ページで同様の現象が起きます。どうしてか、実はこの「目次 学習施設ガイド」は大阪府生活文化部文化課生涯学習係が管理しOPAS協議会のサーバー内に置かれているホームページ 大阪府生涯学習情報提供システム「なにわ塾ネット」の一部だからです。吹田市の施設案内を見ようとして大阪府の管理する別のホームページに迷い込んでしまったのです。実際、「なにわ塾ネット」のフロントページから「施設情報」−「地域別」−「吹田市」−「千里丘児童会館」と順にクリックしていくと、先に見た会館の簡単な案内ページが現れ、さらに「使用方法等」−「吹田市の目次へ」とクリックすれば先ほどの「目次 学習施設ガイド」(http://www.opas.gr.jp/data/suita/gakushu1/shisetu/index.htm)が現れます。
すなわち、吹田市はホームページを開設するにあたって、施設案内については、同ホームページ内に新たにページを作るのではなく、大阪府の管理する「なにわ塾ネット」の中へリンクを張ることによって済またのです。もっとも「なにわ塾ネット」の情報の元は、おそらく吹田市職員が作っているのでしょうし、ひょっとするとデータの「なにわ塾ネット」へのアップロードも吹田市職員が行っているのかもしれません。したがって、吹田市が大阪府の情報提供に乗っかって自らの情報提供を安易に済ませていると言う批判は、おそらく筋違いでしよう。しかし、吹田市のホームページを訪れる住民の目から見た場合どうでしよう。先に述べたように、吹田市のホームページを見ているつもりで施設案内を見ていたら「なにわ塾ネット」に迷い込んで簡単に戻れなくなってしまうというのは、出来る限り誰でもが簡単に情報にアクセスできるようにすべきだと言う情報バリアフリーの考え方からは少し外れているように思います。また、先に指摘した市役所や各出張所、吹田市民病院、休日急病診療所、老人保健施設などの施設案内がないのもこうしたリンクの張り方に原因があるのではないでしようか。これらの施設は生涯学習情報提供する「なにわ塾ネット」の範疇には入らない、すなわち、学習施設ではないから施設案内がないのでしよう。
実は、「なにわ塾ネット」へのリンクは施設案内だけでなく、フロントページの「イベント」の「各種イベントの紹介」でも同様に行われています。「各種イベントの紹介」の項をクリックするといきなり「吹田市に関する情報です。」と記された「なにわ塾ネット」内のページへ飛びます。このページの一番下にある「前に戻る」をクリックしてみてください。吹田市のフロントページには戻らず、見たこともない「講座・イベント情報」のページが現れます。このページは「なにわ塾ネット」の一部です。こうなってしまうと、もうブラウザの戻るボタンをクリックしない限り吹田市のホームページへは戻れません。また、「吹田市に関する情報です。」のページには、見てもらえばすぐにわかることですが、生涯学習関係の行事以外は掲載されていません。これは当然です。何度も言いますが、「なにわ塾ネット」は生涯学習情報を提供するものだからです。吹田市は、この生涯学習の範疇に入らない「イベント」は、どうやってホームページで提供するつもりなのでしよう。
「大阪府やOPAS協議会とともにこれまで行ってきた情報提供のシステムをうまく利用して公式ホームページでも情報の提供を」と吹田市は、考えたようですが、現段階では住民の立場から見れば、使い勝手の悪いものとなっているようです。今後、こうした既存の情報提供システムとどう整合性を持たせながら、利用しやすいホームページを作っていくのか多いに議論、検討し、改善していただきたいものです。吹田市のホームページは、まだ出来たばかりですから、またまだ改善の余地はあるはずです。
なお、「施設あれこれ」の「駐車/駐輪場」のページは、「なにわ塾ネット」とは関係なく作られており、大きな地図(ファイルサイズが大きくなってしまうのは痛し痒しですが)も掲載されており、たいへん良くできているように思います。
「市議会です」は、比較的詳しい情報が提供されています。大東市や大阪府議会のように議事録はありませんが、「公表次第、内容を更新しています」と記された「定例会の日程」「議決結果の一覧」も含めれば、大阪府下の議会では情報量の多い部類に入ります。
「すいた便利帳」には、ハングルと中国簡体字、英語による「外国人向け生活情報案内」のページがあります。内容は水道・電気・ガス・医療・福祉などの情報です。枚方市の英語ページに比べれば掲載内容は簡単ですが、こうした情報をホームページで提供しようという姿勢はたいへん評価できます。問題点は、ハングルと中国簡体字の二つはたいへんファイルサイズの大きい画像データで提供されている点です。これは、日本で普通使用されているブラウザが、アルファベットと日本語以外の他国の文字を表示できない(あるいはOSが対応していない)ので、吹田市の担当者は、やむを得ずこうした方法を取ったのでしよう。しかし、画像データの場合、画面が表示されるまでに時間がかなりかかってしまいます。また、データの更新も文字データに比べれば手間かがかると思います。今後、ハングルや中国簡体字による提供情報を豊かにしていこうと考えているなら、何らかの改善が必要でしよう。そこで、これらの情報を閲覧者が読む場合を具体的に想定し、そこから改善の方法を探ってみたいと思います。
最初に、日本語用のブラウザで吹田市の情報が欲しくてこのページを見に来るハングルを母国語とし日本語は読めない人(既に日本に来ているか、住んでいる人)を想定します。この人にとって日本語のブラウザで吹田市のページを見つけることは至難の技でしようが、漢字や英文を頼りに何とか見つけられれば、このハングルによる「外国人向け生活情報案内」を見ることが出来ます。日本語しか表示できないブラウザでも画像データであればハングルでも読むことができます。しかし、この情報がハングルによる文字データであれば、日本語しか表示できないブラウザでは、ハングルを読める人でも文字化けだらけで読めません。また、最近は、比較的簡単にハングルなども表示できるように設定できるブラウザ(参考 YAHOO! KOREA「韓国語のYahoo!をご覧になるために」)もありますが、あいにく日本語とハングルなどが同一ページに存在する場合への対応は出来ていません。
次に、ハングル用のブラウザで吹田市の情報が欲しくてこのページを見に来るハングルを母国語とし日本語は読めない人(これから日本に来る人)を想定します。この人にとってハングルのブラウザで文字化けだらけの吹田市のページを見つけることは至難の技でしよう(日本語が読めたとしても文字化けしているので読めませんが)。吹田市のフロントページに設けられた吹田市と書かれた画像やSUITAのアルファベット表示で、何とか見つけられれば、このハングルによる「外国人向け生活情報案内」を見ることが出来ます。もちろん画像データですので支障なく読むことができますが、この情報がハングルによる文字データであったらもっと簡単に見ることが出来ます。いや、それどころか、画像データでは検索の対象とはなりませんが、ハングルによる文字データであれば、ハングルによる検索サイトでいきなり見つけることが出来るかも知れません。
「吹田で住みたい外国の方のために『生活情報』をお届けしています」と各ページには書かれていますが、実際のところ吹田市が、今上げた二つの場合のいったいどちらを想定しているかで、解決の方向はかわってきます。前者の場合であれば、現状のままで仕方ないでしよう。ただし、フロントページのタイトル画像の中にでもハングルで吹田市と表記することは最低必要でしよう(画像データをもう少し綺麗にしなおす必要もあります)。
また後者の場合であれば、ハングルの文字データを提供すべきでしよう。この場合、更新のためには日本語とは別にハングルを編集できるシステムが必要となります。また、日本語しか表示できないブラウザで見に来た場合、文字化けだらけで読めませんので、事情のわからない人から苦情が来ることを防ぐために、日本語と英語ぐらいでハングル対応のブラウザでお読みくださいと書いた画像データを置いておくことも必要でしよう。
さらに両方が対象であるなら、画像によるものとハングル文字データによるものとを用意しなければなりません。後々の更新も考えれば、手間は大変です。
中国簡体字でも、問題は同じです。日本も中国も漢字を使っていますが、漢字コードは全く別であり、そのままではお互いに読むことが出来ません。また、大陸の中国簡体字と台湾の中国繁体文字との間でも文字化けが起こります。英語との間であれば特に問題にならない("A GUIDE FOR LIVING IN SUITA"のページには、アルファベット圏では存在せず英語用のブラウザでは文字化けする全角スペースを表題などに使っているという初歩的な間違いを除けば、表示上の如何なる問題もない)ことが、漢字を使っている東アジア文化圏ではお互いに表示できないのは変な話しです。結論的には、ブラウザが多国語(文字)を同時(同じページ)に表示できるようにならない限り、すなわち世界的に文字コードの改善が進まない限り、この吹田市のページの問題は解決しないでしよう。そしてこの問題は、漢字文化圏に暮らす我々、日本人という意味ではなく東アジア人として、欧米ばかりを見ずに、足元を見据えて真剣に取り組まなければ、解決できないでしよう。
少し話しが大きくなってしまいましたので、元に戻します。
この「すいた便利帳」の「外国人向け生活情報案内」の下にある「こんな時は」「ごみ収集日」「介護保険案内」「各種相談窓口」は、日本語で書かれており外国人向けの情報ではありません。しかし、よく見ないと「外国人向け生活情報案内」の一部のように勘違いしてしまいます。順序を逆にした方が良いのではないでしようか。「こんな時は」は、いわゆる窓口案内、業務案内ですが、内容は市役所全般に渡るかなり詳しいものとなっており、生活に役立ちそうです。住民向けのネタ本が元々あるのでしようか。なお先ほど、施設案内のところで吹田市民病院や休日急病診療所の案内がないと指摘しましたが、この「こんな時は」の「もし病気になったら」に両施設の案内が掲載されています。施設案内からリンクをここに張れば、情報がないという問題は簡単に解決しそうです(案内地図が無いので新たに付ける必要はありますが)。また、各業務などの問い合せ先の電話番号がきちっと表示されている点も評価できます。しかし、できれば市外局番が06であることも明示すべきでしよう。みんながみんな吹田市内から電話をかけるとも限りませんし、全国の誰もが知っている筈もありませんから。もう一点、重箱の隅を突つくようで申し訳ないのですが、「健康」の「(財)吹田市健康づくり推進事業団」の説明の下の「戻る」をクリックすると、「あれ〜ここは何処」となってしまいます。また「戻る」を「TOPへ」と書き間違っているところもあります。
「ごみ収集日」は、地図を使わずに、丁目別に「あいうえお順」に並べた表で収集日を示しているのは中々のアイデアものです。ただし、なぜ「こんな時は」の「くらしと環境」の「ごみ収集」との間に相互リンクが張られていないのでしよう。また、吹田市は私の記憶が正しければ、リサイクル・分別先進都市の筈なのに、ゴミの分別の基準が、ハングル・中国簡体字・英語の三か国語による「外国人向け生活情報案内」を除けば何処にも書かれていないのも気になります。
「介護保険案内」は、一般的なQ&A集で吹田としての特色はないようです。「各種相談窓口」は、受付内容などかなり詳しく書かれており便利だと思われます。またこちらは市外局番が明記されています。
「ニュース吹田発」の「報道発表」は、今のところ「コンピューター2000年問題」に関する情報のみ掲載されています。内容はかなり詳しく、市役所の対応が具体的にわかってなかなか面白い中味となっています。今後、どのような情報が、この「ニュース吹田発」や「報道発表」に掲載されていくのか楽しみです。
「統計」は、「数字で見る吹田」が多少面白いぐらいで、取りたてて見るほどのものはなく、府下では水準の高い方に分類されるであろう吹田市のホームページの中で、最も水準の低い、また他自治体と比べてもたいへん残念な中味のページです。住民自治に繋がるような統計情報を住民の再利用を考慮した形態で提供するようにすべきでしよう。
「市民の部屋」の「NPO紹介」は、「吹田市内で活動されているNPOのうち、NPO法案に基づきNPO法人の認証を受けた団体と、申請中の団体(大阪府受付分)を紹介」するなど中々特色あるページです。ところでNPO法(特定非営利活動促進法《平成十年法律第七号》)ってまだ法案のままでしたっけ? また、各団体の電話番号などが書かれていないのは、プライバシーへの配慮でしょうか。・・・・・書いた方が良いと言う意味ではありません!!
「いざという時のために」の「防災の心得」は、地震に備えたごく一般的な内容です。「避難場所」は、広域避難地だけを極めて大雑把な地図(何故か市域南端が切れていますが・・・・)上に表示しただけというお粗末な内容で、先の「統計」のページといい勝負 (^_^;)
「ききがき吹田の民話」「石の声 碑の語り」「旧街道を歩く」からなる「歴史散歩」は、全て第1回ということですから、これから定期的に追加されていくもののようです。 なおバックナンバーのページの下のほうの「吹田の民話」は「旧街道を歩く」の間違いでは。
リンクの張られていない項目が幾つか並ぶ「リンク集」は、まだ工事中のようです。
「大木・古木」「ツバメの巣」「セミのぬけがら」からなる「まちの自然」は、たいへん面白いですね。こういう調査を行ったり、ホームページに載せたりする吹田市ってやっぱり凄いなと感じます。もし可能であれば、吹田市外の人達にもイメージが湧くように写真などつけていただければ、特に地図の印をクリックすると該当場所の写真が表示されれば、たいへん嬉しいのですが。
「市の刊行物」には「市民生活に役立つ小冊子・定期刊行物を紹介」する「各種パンフレット紹介」のページがあります。一部明記されていないものもありますが、ここで紹介されているものは全て無料なのでしょうか。
「メール」には「市長へのメッセージや市政に対するご意見・ご要望をお寄せください」というフォームが用意されています。「お名前、ご住所のご記入がないと回答できません」という表示や、回答の希望を答えるチェック欄があり、市長サイドからの回答を前提としているようです。「回答はしません」と聞きおくの姿勢を露にしている自治体ホームページが多い中で、こういう姿勢はたいへん評価できます。ただ、残念なのは、このフォームが正常に動かないブラウザに対する配慮がなされていない点です。全てのブラウザが、市役所側で想定しているように動くとは限りません。ぜひ、「このフォームでメールが送れ無い場合は、ここにメールを」として、電子メールアドレスを明記してもらいたいものです。なお、フロントページ下部に「ホームページに対するご意見/ご感想は」として、役所のメールアドレスは、一応書かれています。しかし、この送り先と、市長へのメッセージや市政に対する意見・要望をフォームで送る場合につく先が同じなのかどうかは、全くわかりません。もう一点、このメールページから他のページへ移るリンクが全く無いのも使いづらいですね。メールを送った後に表示されるページから他のページに移れるようになっているのかもしれませんが、このフォームのページを訪れた全ての人がメールを送るとは考えられません。
以上で全てのページをウォッチングしましたが、全体を通して不足しているものは何でしようか。まず第一に更新情報が見当たりません。まだ開設したばかりだからかもしれませんが、何度も訪れる人のためにぜひ設けてください。第二に市役所からのお知らせといったページがありません。どうしてなんでしようね。あんまり更新したくないからかな。第三に広報紙のバックナンバーもないようです。広報紙に掲載された情報を全てホームページの該当ページに探しやすく見やすいように分散させて掲載するなら必ずしも必要だとは思いませんが、現在の「各種イベントの紹介」のレベルや市役所からのお知らせがない点から見れば広報紙のバックナンバーの掲載はすべきでしよう。ただし、今流行りのPDFは歓迎できません(参考 「広報紙のPDFファイル化について考える」)し、広報紙に掲載されているよりも詳しい情報がどこにもないような、すなわち広報紙の焼き直しのようなホームページも歓迎できませんが。
また操作性とデザインの面ではどうでしょうか。第一に、不必要と思える画像の利用は、全くないとは言いませんが、かなり押さえられているようです。ただ、文字データでも済ませられる各ページの見出しなどに画像データを使っている(ALT属性が書かれていないところもあります)のはあまり関心できません。全てのブラウザが画像データを処理するわけでもありませんし、画像データを表示せずにフォームページを見て回る人もいます。吹田市が、誰にでも等しく情報を提供するという建前を堅持するなら、そういう人への配慮も必要でしよう。第二に、リンクとして「戻る」という文字が多用されていますが、どこに戻るのかクリックしてみるまでよくわかりませんし、むしろ「ホームへ」とか書いた方がわかりやすいところもあります。少し整理して欲しいですね。また「戻る」等のリンクを各ページの上の方にも付けた方が便利でしよう。第三に、フロントページをネットスケープ社のネットスケープナビゲータで見た場合と、それ以外のブラウザで見た場合と、表示画面が変わるようにしていますが、あまり意味がないように思います。凝っている理由がよくわかりません。第四に、HTMLファイルの作成に"Microsoft FrontPage"を使っているようですが、そのためかタグの使い方がおかしいところがかなりあります。できる限り多くの種類のブラウザで正しく表示されるように、タグの使い方には気を使っていただきたいと思います。
とは言うものの、デザインに凝って、画像や動画だらけで重たく、必要も意味もなくフレームを使ったような見てくればかり考えた自治体ホームページが多い中で、シンプルなデザインで通している点は、たいへん評価できます。また、フロントページが目次になっている点もいいですね。
吹田市には、これからもデザインよりも中味で勝負していってもらいたいですね。現在でも、すでに平均レベルは超していると思いますが、「へー吹田は、こんなことまでホームページに載せているのか」といった驚きを感じるようなものは特になく、吹田市のホームページの特色はこれだと言えるものも、まだないようです。
最後に、フロントページに「ホームページに対するご意見/ご感想は」としてメールアドレスが書かれ、また"Copylight 1999 SUITA CITY"とも表示されていますが、どういう訳か、どこの自治体ホームページでも明記してあるホームページの作成者や担当課、役所の所在地、電話番号などがかかれていないのは何故でしよう。鶴の一声で、慌てて作ったからかな (^○^)