自治体ホームページウォッチング  独断批評−大阪編
箕面市  当初掲載 2000年10月14日

掲載日順 | 地域別( 東京大阪その他 ) | 評価基準ひとこと

 箕面市のホームページの開設時期は、同市のホームページを見た限りは不明です。記憶と推測をもとに書かせていただくと、元々、「箕面市学校間ネットワーク」として、現在の箕面市のホームページのURLで開設していたのを、2000年の6月頃に今の形に変更したのではないかと思います。間違っていたらすみません。

 箕面市のホームページの特徴の第一は、ホームページ自身に関する情報公開を行なっている点です。「箕面市ホームページについて」には、作成に当たっての基本方針や、作成(更新)手順、メールの扱いなどが、わかりやすく書かれています。「箕面市公開用ホームページ管理運営要綱」を掲載されているのも、中々良いですね。どこの自治体でも、同種の管理運営規定などを作成しているのでしょうか。自治体ホームページのウォッチングでは、まず出会った覚えがありません。
 第二は、ホームページの担当課(箕面市の場合は企画部情報管理課)が一括してホームページを作成しているのではなく、各部署がそれぞれ自分たちの仕事に関するページを自ら作成している点です。このことは、先の「箕面市ホームページについて」に、「できる限り新鮮な情報を提供するため、情報発信源となる各業務所管課の職員が直接作成する」と、その理由も含めて書かれています。
 第三は、第一の点にも関連しますが、住民からのメールに対する対応です。「箕面市行政組織図」に書かれている部署のほとんどには、場所・電話番号・ファックス番号とともに、それぞれのメールアドレスが明記(教育委員会関係に明記されていないところがいくつかありますが・・・・)されています。また、多くのページには「メールには住所、氏名、電話番号を記入してくださるようお願いいたします。ご記入がない場合は、本人確認ができないため、ご返答できないことがあります」と、返答を前提とした注意書が書かれています。代表のアドレスしか表示してない上に、その横に「お寄せ頂いたご意見などについて、個別の回答はいたしかねます」と書いている自治体ホームページが多々ある中で、こうした箕面市のやり方は、たいへん好感が持てます。
 情報公開を「住民が請求したときに文書を見せるもの」と見る考え方から、「請求されるまでもなく、あらかじめ住民が容易く情報を得られるようにしておく」ことという考え方に、箕面市は移行しつつある自治体ではないでしょうか。そして、こうした考え方が情報公開の担当課だけでなく、いくつかの部署に広がりはじめ、それがそれぞれの部署の責任と創意工夫によって実践されつつあるのではと、箕面市のホームページウォッチングをしていて感じられました。こうした感想を得られるホームページであることが、箕面市の第四の特徴です。

 まず、行政運営における基本的情報である財政、例規、計画の情報が提供されているかどうか見てみます。財政については、フロントページに「市の事業」―「箕面市の施策と財政状況」として項目が設けられています。このページは、総務部財政課によるもので、施政及び予算編成方針(平成11・12年度)、予算の状況(平成11・12年度)、決算の状況(平成9・10年度、11年度は10月公開予定)、積立基金・市債の現在高の推移(平成6〜10年度)が掲載されています。施政及び予算編成方針は、かなり詳細なものですが、予算・決算の状況は、ごく簡単な数値表だけです。市債についても、内訳や償還期間、利率などの詳しい数値の公表が必要でしょう。市債は、市役所の借金ではなく市民の借金なのですから。

 例規関係では
 「箕面市市民参加条例」が広報広聴課に、
 「箕面市まちづくり理念条例」(たいへん詳しい「趣旨及び解釈」付き)が企画部政策企画課に、
 「箕面市電子計算組織の管理運営に関する条例」及び「同条例施行規則」が企画部情報管理課に、
 「箕面市非営利公益市民活動促進条例」(逐条解説)が人権文化部文化国際課に、
 「箕面市まちづくり推進条例・同施行規則」及び「箕面市都市景観条例・同施行規則」が都市計画部まちづくり推進課に、
 「箕面都市計画事業萱野中央特定土地区画整理事業の施行に関する条例 」が都市計画部萱野中央整備推進課に、
 「箕面市社会教育関係団体に対する補助金交付要綱 」が教育委員会生涯学習推進部生涯学習スポーツ課に、
それぞれ掲載されています。
 他には、「第四次箕面市総合計画」の資料編の「都市宣言、まちづくり理念条例等」に、第四次箕面市総合計画に記載している各種条例の概要のみ掲載されています。例規集などとして、まとまった形での条例等の公開は行なわれていません。
 それぞれの部署の発意で条文を掲載するのは、情報公開の点から見てたいへん結構なことです。情報公開は情報公開の担当者だけの仕事ではなく、それぞれの部署の仕事でもあるという考えの現れでしょう。しかし、訪問者の立場から見れば、どこにどんな条例が掲載されているのか簡単には探せません。フロントページに検索機能が付けられていますが、「条例」で検索すると114件がヒット(2000/10/14現在)します。多すぎて順番に見るのは、ちと無理です。
 各部署からの自主的かつ積極的な情報の提供と、全体の統一性や情報への到達可能性(アクセシビリティ)の確保をどう両立させていくかが、今後の課題になるでしょう。

 計画関係では、フロントページに「市の事業」―「第四次箕面市総合計画」が項目として設けられています。このページは、企画部政策企画課によるもので、概要版、基本構想、基本計画、主な図面、資料編が公開されています(ただし、一部工事中)。詳しく載せてあることは評価できますが、「総合計画とは何か」などもわかるようにして欲しいですね。また、決定された経過については、資料編の「策定経過」(資料編からのリンク先が間違っています)を見ればわかりますが、場所が見つけにくいですね。
 また、箕面市行政改革大綱、行政改革緊急行動指針(案)、行政改革推進5カ年計画(案)、箕面市財政健全化計画(案)などの行政改革関係の計画等が、企画部分権改革推進担当にあります。箕面市行政改革大綱はフロントページからもリングが張られています。全文掲載されていることは評価できますが、「(案)が多いのは何故?」「いつ決定するの?」「一次から六次まで答申があるけど、これは何?」「それぞれの文書の位置付けは?」なども説明する必要がありますね。このままでは、普通の住民にはわかりません。残念ながら。
 他に計画については、「箕面市地球環境保全行動計画」が市民生活部環境保全課で、「箕面市地域防災計画」が総務部防災担当で公開されています。関係図面もついており、おそらく全文でしょう。ん・・・開かない図面があります !?

 では、次にフロントページが、目次になっていますので、これに従って上から順に、見ていくことにします。

 「市の動き」には、ホームページの更新情報である「最新情報」と、「イベント・会議案内」、「募集」があります。掲載された各項目からは、詳細の記された各ページと各担当部署へリンクが張られています。
 「ホームページの更新」=「新規に行なう事業・業務や行事等の掲載」の場合と、「ホームページの更新」=「以前から行なっていた事業・業務等ではあるが、載せていなかったので、新たに掲載した」場合があると思います。両者を区別して見ることは、たまに訪れる住民には困難ですし、両方に該当する事項も多々あるでしょう。
 その点、箕面市の「新しいことを一つのページに集合させるが、詳細は書かずに項目名だけにし、別の詳しいページへのリンクを張る」方式は、わかりやすくて良いですね。この方式だと、ざっとスクロールするだけで、箕面市のホームページのどこが変わったのか理解できると思います。

 次は「観光案内」です。文字による情報に徹するのも良いのですが、観光情報ですので、写真と地図ぐらいは載せて欲しいですね。また、ここには「ボランティアガイド」という項目があります。「ボランティアが、なぜ観光情報なのか」と一瞬戸惑いますが、クリックすると謎は解けます。実はボランティアの「観光ガイドの説明」なのです。折角ですから、もう少し表現の方法を工夫していただければと思います。

 「くらしのガイド」には、「届け出・手続き」「子どもの成長」「福祉」「緊急時には」「文化・スポーツ」「ごみ」などの項目が設けられています。各項目をクリックすると、さらに細かい項目が現れます。この中の見たい項目をクリックすれば、当該事項について掲載されたページを見ることが出来ます。表示される各ページは、当該事項の担当部署がそれぞれ作ったもののようで、デザインなどは千差万別です。また、それぞれ工夫もされていて面白いですね。
 なお、「箕面市行政組織図」からも、各部署の作成したページへのリンクが張られていますので、「くらしのガイド」の各項目についてのコメントは、後段で行ないます。
 と言いつつ一つだけ。「箕面市へ引っ越しされるかたへ」をクリックすると、市民生活部市民課のページが表示されます。このページには、転入届などの説明はありますが、転入に伴う諸手続き(例えば、国民健康保険とか、子どもの転校手続きとか)や、ゴミの出し方などについての説明があるわけではありません。あくまでも市民課の守備範囲だけです。せっかく「箕面市へ引っ越しされるかたへ」と表示するなら、転入に伴う全ての情報がわかるように工夫していただきたいですね。・・・・・と書きましたが、実は市民生活部市民課のページの「関係各課へのリンク集あります」と猫がしゃべっている画像をクリックして現れるページ「箕面市役所内リンク集」に「引っ越しのとき気になることは?」との表題で関係するページへリンクが設けられています。情報の場所がわかりにくいですね。もう少しうまくページの構成を工夫すれば、せっかくの情報が生かせるのにと思います。「市民課のホームページをご覧いただくにあたって」まで作って頑張っていらっしゃる市民生活部市民課ですから、きっと改善していただけるでしょう。

 「市の概要」には、「市長挨拶」や「地図」、「交通アクセス」、「箕面の歴史」とともに、2000年第3回箕面市議会定例会での市長の「所信表明」も掲載されています。
 「市長挨拶」には「このホームページは、(引用者略)インターネットという新しい情報網を活用して市民のみなさんと『対話と協働』を進めるもので、使いやすさ、見やすさを大切にして、職員手づくりで作成しています。実用的で鮮度の高い行政情報を提供し、行政と市民の対話の場として活用することで協働したまちづくりと市民サービスの向上に貢献することを期待してやみません。」と書かれています。「ホームページをご訪問していただいたことを機会に、ますます○○市についてのご理解を深めていただき・・・・」などと、頓珍漢なことを書いている自治体も多い中で、中々、立派です。 また、市長のこの考えは、絵に描いた餅ではなく、実際にホームページのそこかしこに反映しているように思えます。
 「地図」は、期待はずれですが、「交通アクセス」は、中々親切な記述になっています。ただし、「来庁者駐車場の地図」は、この程度のものでは、周辺道路との関係が良くわからず不親切ではないでしょうか。また、わかりやすさという点では「交通アクセス」ではなく「市役所への道順(電車・バス・車・飛行機による)」とでも書いた方が良いでしょう。それに、徒歩による駅から市役所への地図(参考 Mapion)も必要でしょう。

 「施設案内」には、市役所・支所、教育文化施設、福祉施設、市立保育所・幼稚園・学校などの案内があります。各案内のページは、基本的にそれぞれの部署が作成しているようです。
 箕面市役所は、巨大な写真だけです。もう少し何とかして欲しいですね。最寄の駅からの地図を付けるとか(「交通アクセス」へリンクを張るだけでも改善されます)、行政組織図にリンクを張るとか、市役所内の案内図を載せるとか、工夫してください。
 二つの支所について比べると、止々呂美支所の方が、豊川支所よりも、情報量が多いようです。もっとも、住民の眼から見れば、止々呂美支所は不必要なものが多い割には肝心のものがなく、簡潔明瞭な豊川支所の方が優れていると映ると思われます。例えば、こんな巨大な「止々呂美支所平面図」は要らないでしょう。1階・・止々呂美支所事務所、止々呂美簡易郵便局。2階・・ぶんたったぶんこ(配本所)、会議室(和室12帖)と簡潔に書けば良いでしょう。情報量を増やしたいのなら 、ぶんたったぶんこ(書かれてはいるが、簡単過ぎる。例えば貸出サービスは?)や、会議室の利用方法について書くべきではないでしょうか。便所給湯室の写真を並べられてもね・・・・・。
 一方、豊川支所の方は、支所では出来ない手続きについての説明や、「豊川支所へのアクセス」があるなど、より住民の視点にたっているように感じられます。
 消防本部の背景画像は、どぎつ過ぎますね。もっとも、中身の方は、中々豊富です。ごく簡単な内容ですが消防費予算も掲載されています。また、ねずみの消防士かわいいですね。職員の力作なのでしょうか。
 なお、些細なことですが、消防本部のINDEXページからの各ページへのリンクは、各項目の頭にある黄色と赤色に交互に変化する丸にしか張られていませんね。マウスの操作に習熟していない人や、障害のある人には、ポインターを丸に正確に合わせてクリックするのは、たいへんだと思います。文字全体にリンクを張ってください。・・・「あんたのホームページは、どやねん。クリックしやすいように、ちゃんとしてんねんやろな」と突っ込まないでくださいね。至急点検しますので。すみません。
 市立病院の案内は、住民の要求水準からは、程遠い代物でしょう。「作成者:箕面市企画部情報管理課」となっていますね。病院自身が作成するようにはならないのでしょうか。・・・・・参考 池田市立池田病院
 地図ぐらい付けたらと思う「休日急病診療所」も情報管理課・作ですね。「予防歯科センター」もそうですね。ん・・・順番に開いていくと同じ様なものが、いくつもありますね。
 どうやら、原課が作成しない場合は、情報管理課が代わりに作成しているようです。そして代わり作成すると、内容が不充分の図式が成立しているように思えます。もっとも、これは情報管理課のページ作成に対する能力や、やる気の問題ではなく、原課が作成しようとしない、若しくは作成できない場合には、どう対応するかのシステムの問題でしょう。不充分でも代わりに誰かが作るのか、作るまで待つのか、強い指導や命令を出すのかなどなどです。そして、これは、箕面市だけの問題ではなく、ホームページ作成を原課に任せて行っている自治体共通の問題です。ところで、「休日急病診療所」や「予防歯科センター」って、担当部署はどこ? 「行政組織図」見てもわからないのですが?

 「教育文化施設 」の内、中央生涯学習センター、東生涯学習センター、西南公民館、市民会館(グリーンホール)、メイプルホール、箕面文化センターは、ネットワーク施設と呼ばれているようで、利用案内などが共通のページとなっています。この「ネットワーク施設利用案内」を見ていて気になったのは、このページから、各施設の案内のページへリンクが張られていない点です。「生涯学習施設使用料一覧表」へはリンクが張られていますが、この「使用料一覧表」からも、各施設の案内のページへは行けません。不便ですね。中央生涯学習センター、東生涯学習センター、西南公民館、および「ネットワーク施設利用案内」の各ページは、たいへん詳しく作られているのに残念です。
 また、市民会館(グリーンホール)、メイプルホール、箕面文化センターでは、様々な行事が行なわれていると思いますが、その案内が見当たりません。リンクが張られていないだけなのか、そもそも、その種の情報がホームページにないのか、どちらなのでしょうか。
 図書館の各ページからは、「りようほうほう」「ぎょうじあんない」「としょかんカレンダー」「いどうとしょかんあんない」などのある「箕面市立図書館のページ」へリングが張られています。不思議なのは、漢字を避け、ひらがなが多用されている点です。それも中途半端に。例えば「としょかんのぎょうじあんない」の「おはなし会」の「さくらがおかとしょかん」。ここまでは、ほぼひらがな表記なのに、その後、「小学生のためのお話し会・・(引用者略)・・1時30分から 低学年 おはなし ことばあそび 紙芝居 など」と漢字が現れます。何なんでしょう?。だいたい、「みのおしにあるとしょかん」の各図書館名からリンクが張られている各図書館の案内(例えば、ちゅうおうとしょかん)は、漢字だらけですよ。子ども向けに作るのなら、それに徹し、大人向けには、きちっと別のページを作るべきでしょう。
 「第一総合運動場」、「スカイアリーナ(市民体育館)」、「第二総合運動場」のどれもクリックすると「箕面市立総合運動場」のページが表示されます。些細なことですが、「1.利用の申し込み」の各窓口の横にも電話番号を書いてください。ホームページを丹念に探せば、わかるかもしけませんが、電話代もかかりますので。
 「郷土資料館」は、更新が必要なようです。2000年10月14日現在、6月24日の「むかし体験講座」の講座案内がまだあります。

 「福祉施設」の内、萱野老人いこいの家、桜ヶ丘老人いこいの家、みのおライフプラザ以外は、全て情報管理課・作です。従って、内容はごく簡単です。
 「みのおライフプラザ」は、総合保健福祉センター総務課の所管施設への目次のようですが、工事中のホームページが多く残念です。また、写真を新しく付けた(2000.10.3)ようですが、地図も早く付けてくださいね。それにしても、市立病院、リハビリテーションセンター、総合保健福祉センター、介護老人保健施設が集合しているのですね。すごいの一言に尽きます。箕面市ってお金持ちなんですね。うらやましい。ところで、「箕面市立病院 工事中」の表示は考えものですね。まるで、病院そのもの(インターネット上ではなく現実世界にある施設としての)が工事中のように見えます。

 市立保育所の各ページも情報管理課・作です。健康福祉部児童福祉課とうまくリンクが張られていないですね。保育所から、施設案内の各保育所のページへリンクを張るべきでしょう。市立幼稚園についても同様です。幼稚園・学校施設案内(校区)からリンクを張りましょう。
 市立小・中学校は、いわゆる施設案内ではありません。それぞれの学校で作成しているホームページへのリンクです。「箕面市学校間ネットワーク」も、施設ではありませんから、ここにおくのはどうでしょうか。これらのページを色々な人に見ていただきたいのなら、分類に工夫が必要でしょう。

 「箕面市シルバー人材センター」、「箕面市防犯委員会」、「箕面交通安全協会」も情報管理課・作です。

 最後に、「施設案内」全体を通じての注文です。ぜひ、施設の所在地図を付けてください。公共施設の場所を住民みんなが知っているわけではありません。新しく引っ越してくる人もいるでしょうし。

 「箕面市行政組織図」からは、各部署の作成したページへのリンクが張られています。場所・電話番号・メールアドレスと、ごく簡単な業務内容しか書かれていないところもあります。全部にコメントを書くのはたいへんですので、特に気に入ったところ、若しくは気になったところだけコメントさせていただきます。
 総務部職員課には、 職員の給与・職員数の状況と、定員適正化目標が掲載されています。
 企画部秘書課のタイトルはひどいですね。デザイン文字で「HISYO」ってのは、いただけません。趣味のページならこれでも良いでしょうが、仕事ですからね。このページによれば、秘書課の主な業務内容の筆頭は「市長及び助役の秘書に関すること」だそうです。ならば、市長の「実用的で鮮度の高い行政情報を提供し」の言葉を、お膝元の課として実践してください。画像に凝るより内容の充実を図るべきでしょう。
 広報広聴課からは、 広報紙「もみじだより」の最新号と、一部略されたバックナンバーがAdobe社のPDF形式のファイルでダウンロードできます。各号は数ページ単位のファイルで分けられていますが、ファイルサイズは書かれていません。電話代を気にしながらダウンロードする立場から見ると、不親切ですね。なお、私は、広報紙のPDFによる提供には疑問を持っています。詳しくは「広報紙のPDF化について考える」をご参照ください。市の附属機関や附属機関に準ずる機関の会議開催情報を提供するという「各種会議開催案内」は、たいへん結構なことです。 それに引き換え、情報公開(開示請求)制度に関する説明が皆目ないのは残念です。
 企画部情報管理課には、「箕面市におけるコンピュータ利用状況の経緯」という変わったページがあります。コンピュータの業務利用と個人情報の保護・プライバシー問題は密接な関係があります。おそらく住民の関心も高いでしょう。先にも書いたように企画部情報管理課には、「箕面市電子計算組織の管理運営に関する条例」及び「同条例施行規則」も掲載されています。こういった種類の情報を公開する箕面市の姿勢にはたいへん好感が持てます。ところで、箕面市には、個人情報保護条例ありましたっけ? ホームページに見当たりませんね。担当課はどこ?
 企画部統計担当からは、近い将来「市勢年鑑」を見ることが出来るようになりそうです。今(2000/10/13)は、何にもありません。
 人権文化部文化国際課には、ぜひ多言語に対応したページを作ってください。国際化していない国際課のページでは、洒落になりませんよね。・・・・・と、冗談はさておき、「NPOコーナー」は、たいへん充実しています。箕面版NPO条例だけでなく、登録団体一覧や、促進委員会の名簿・会議録(発言者の名前明記 !!)、補助金の交付団体一覧(交付決定額明記 !!)・補助金交付要綱・補助金交付額の決定に際しての基本的な考え方なども公開されています。たいしたものです。
 女性政策課には、「セクシュアル・ハラスメント防止指針」や、「箕面市における今後の女性政策のあり方について ―提言―」などの全文が掲載されています。また、「提言」に関する建設的な意見や提案の募集(締切は10月31日)も行なわれています。
 市民生活課の消費生活センターには、「不用品交換情報板」があり、ホームページで「ゆずります」「ゆずってください」の情報を見ることが出来るようです。しかし、何故か、MS-IE5.0では当該ページが開きません。NC4.7なら開くのですが。"りさいくる情報(ゆずります)_1.html"などとファイル名に「日本語」が使われているのが原因でしょうか。
 市民生活部環境保全課には、「平成11年度ダイオキシン類の大気調査結果」が掲載されています。
 市民生活部市民課のページの一番下にある「メールはこちら→」と書かれた横の絵をクリックすると「メールレセプション」と書かれたページが表示されます。メール送付に関する注意書きが詳しく書かれています。たいへん結構なことですが、このページについて注文を二つ。一つは、「メールレセプション」という表題です。「メールの受付」とでも訳せば良いのでしょうか(ページのTITLEは「市民課:メール受付」となっています)。「レセプション」は、まだ日本語化していないと思います。もう一つは、メールアドレスの表示がどこにもないことです。「市民課へのメール→」と書かれた横の絵をクリックするとメールソフトが起動するようにタグが書かれています。しかし、ブラウザやメールソフトの設定によっては、この機能が働かない、すなわちメールソフトが起動しない場合もあります。横にでもメールアドレスを表示してください。
 また、市民生活部市民課のページには、外国人登録などに関する英語表記のページも設けられています。このページへはフロントページからも「Minoh City English Information」をクリックすることで到達できます。この英語表記のページの一番下にある「e-mail to SIMIN-KA(Civic registration division)」と書かれた横の絵をクリックすると、先ほどと同じ「メールレセプション」が表示されます。ここは日本語です。これでは、日本語の不得手な外国人はメール送れませんよね。
 ところで、市民生活部市民課のページから英語表記のページを開くために設けられた「English」と書かれたボタンの左の方に何やらあります。<BODY>タグで BGCOLORを白に指定していないため、訪問者のパソコンやブラウザの設定によっては、隠したつもりが丸見えです。
 市民生活部商工観光課からは、「みのおワーキングNEWS」がPDFでダウンロードできます。
 市民生活部環境整備課には、「ごみの収集地域と収集日」の案内があります。収集区域の地図はついていませんが、このページのように、丁目まできちっと書けば住んでいる人には必要ないでしょうね。「ごみの分け方・出し方」も良いですね。私の住んでいる市と分け方が違うようです。自治体毎に分け方が違うのですね。こういった情報は、引越ししてきたときに、たいへん重宝でしょう。
 市民生活部環境クリーンセンター環境施設課は、情報公開という点でたいへん優れています。家庭から出した後のゴミが、どのように処分されていくかは、住民にはあまり知られていないと思います。可燃ゴミならまだしも、不燃物になるとわからないですよね。その点、「一般廃棄物(ごみ)処理のながれ」は中々良いですね。こういう情報を積極的に公開していくことが、住民がゴミ問題を自分たちの問題として捉えていくことにつながると思います。一つ注文ですが、出来れば写真も付けて欲しいですね。「ごみ処理の流れ」の図の文字をクリックするとその場所や対象物の写真が表示されれば面白いと思います。写真は、生々しいやつがインパクトがあって、より効果的でしょう。また、「一般廃棄物(ごみ)の処理状況」「一般廃棄物処理施設の公害防止状況」「一般廃棄物(ごみ)の種類別持ち込み量」「一般廃棄物残さの最終処分状況」といった情報も提供されています。例えば、「一般廃棄物(ごみ)の種類別持ち込み量」からは、可燃ごみが平成9年度をピークに減少傾向にあること、破砕ごみは平成7年度に多いがこれが震災によるものであること、資源ゴミは減少傾向にあるが有害ゴミは増加傾向にあること、平成9年度に他市町からの搬入が非常に多いことなどがわかります。統計数値を公開した次は、説明責任を果たすための数値の解釈・説明の提供ですね。今後の箕面市に期待したいと思います。
 健康福祉部地域福祉課には、生活保護に関する詳しい情報があります。生活保護について触れていない自治体ホームページが多い中で珍しい存在です。
 健康福祉部児童福祉課には、保育所の情報がありますが、あまり詳しい内容ではありません。「各保育所の詳しい概要はただいま作成中です」と書かれていますので期待して待ちましょう。「公立保育所の給食を紹介しながら、子どもの食事のヒントを提供」する「給食だより」は、保育所の園児だけでなく地域の子育て支援も視野に入れた面白い試みだと思います。惜しむらくは「給食だより」という表題ですね。保育所に子どもを預けていない親がクリックするような表題を工夫してみてはいかがでしょう。ところで、「保育所入所申請用勤務の証明書」がWord形式のファイルで提供されています。いちいち役所まで出向かなくて済むようにというサービスでしょう。しかし、証明書に関する説明、例えば書き方、提出先など肝心なことがどこにも見当たりません。また、「認可保育所の料金表」もWord形式のファイルで提供されています。しかし、こちらはWord形式のファイルにする必然性は全く無いと思います。HTMLの方が見やすくて良いでしょう。もう一点、「おひさまルーム」のページの中程に、地域子育て支援センターと、みのおファミリー・サポート・センターに関する目次のようなものが設けられています。てっきり各項目へ飛べると思ってクリックしたのですが、駄目です。各項目へのリンクは張られていません。どうして?
 箕面市健康福祉部障害福祉サービス担当のみなさん、たくさん項目が並んでいますが、工事真っ只中のようです。頑張って作ってください。
 都市計画部まちづくり推進課には、「彩都:国際文化公園都市」や「水と緑の健康都市」、「北大阪急行線延伸構想」、「国道423号整備促進」などの事業に関する情報がありますが、全て簡単な内容です。「協力して推進しています」の言葉だけでなく、具体的な協力の中身も掲載すべきです。特に、地方財政危機が叫ばれている今日の状況(箕面市が財政危機なのか否かは別にしても)を考えれば、市の財政負担(=将来の市民の負担)についても明記すべきでしょう。
 都市計画部萱野中央整備推進課のページからは、「箕面新都心デザイン計画(概要)」や、「箕面都市計画事業萱野中央特定土地区画整理事業の施行に関する条例 」、「Q&Aコーナー」を掲載するなど、情報の公開に努力している姿は見えてきまます。しかし、ここも財源問題、市の責任分担などが書かれていません。例えば、萱野中央特定土地区画整理事業の総事業費は85億円と書かれていますが、これは市が全額負担するのか、負担する場合は財源の内訳や後年度の負担はどうなるのかなどはわかりません。また、事業計画書が抜粋(資金計画は、なぜ省略?)なのも残念です。ところで、「提案型」のまちづくりを進めるためのヒント集・素材集であるという「みんなが得するまちづくり作法集」は、ホームページには概要が掲載されているだけです。詳しく知りたい人は、事務所で貸し出しを受けるようにとのことですが、これは、おそらく、印刷冊数が少ない、または1冊あたりのコストが高く無料で配れないなどが原因でしょう。しかし、事務所まで一々借りに行くのも、事務所の方でも貸し出すのも面倒でしょう。それに、遠隔地の人(役所・住民)が参考にしようと思った場合は、借りに行くのはたいへんです。もっとも、これらの問題は、「作法集」全文をホームページからダウンロードできるようにすれば、一挙に解決するでしょう。
 建設部交通対策課の「放置自転車に対する対策事業」にある放置禁止区域の地図のファイルサイズは巨大過ぎます。完全に表示されるまでかなり時間が必要ですが、これは画像の処理と画像の表示方法に問題があるからです。工夫すれば、格段に小さくできます。例えば、箕面駅周辺の地図は、JPEG形式の画像ファイルで、本来の表示サイズ1449×1419の画像を width="439" height="429" として縮小表示させています。このファイルは約253KBもあります。しかし、画像処理ソフトを使って白黒2色のGIF形式ファイルに変換し、表示サイズを439×430に縮小すると約7KBとたいへん小さくなります。こうすれば、交通対策課も住民の「時間の節約=電話料金の節約」に貢献できます。
 建設部道路課からは、各種申請書がダウンロードできます。ただし、ファイル形式は全て一太郎形式です。一般に、一太郎形式ではダウンロードしたコンピュータの環境や、印刷するプリンターの形式・種類等によって差異が生じます。形式に五月蝿い役所への申請書類に差異が出てもかまわないのでしょうか。電子文書の配布に際して「ファイル作成時に使用したアプリケーションやプラットフォームに関わりなく、あらゆるソースドキュメントについて元のフォント、レイアウト、カラー、グラフィックスをすべて保持」(Adobe社ホームページの「AdobeのPDFについて」 http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/adobepdf.html から引用)することを目的に作られたPDFにした方が良いと思うのですが、いかがでしょう。・・・・私は、広報紙のPDF化には反対ですが、申請書類のPDF化には賛成しています。
 建設部公園課からも、公園内行為許可申請書などがダウンロードできますが、こちらはPDFです。
 水道部営業課は、水道料金などの情報が詳しいですね。「水道メーターの読み方」まであるのにはビックリです(左の「円読式メーター」の写真、ピントが甘いのは残念)。
 議会事務局では、市議会会議録の検索ができます。検索システムへはフロントページからもリンクが張られています。対象は、平成8年3月定例会からの本会議録で、キーワード検索、閲覧、詳細検索が用意されています。大阪府下では、大阪府議会、大東市議会で同様のシステムが用意されています。

 フロントページの一番右上にある二つが抜けましたので、次ぎにこれを見てみます。「みのおトピックス」は、広報広聴課が最新の行政情報、まちの話題などを取材し、写真撮影および原稿作成を行ったものだそうです。バックナンバーもあります。
 「みのおイブニングフラッシュ」は、市の動きや市民活動、学校行事を通した子どもたちの様子を、リアルタイムでニュース風に「タッキー816みのおエフエム」で、毎週月曜日から金曜日の午後5時20分から40分まで放送している同名の番組の紹介です。こちらもバックナンバーがあります。なお、「タッキー816みのおエフエム」のオリジナル番組は、「タッキー816みのおエフエム」のホームページでリアルオーディオを使ってオンラインで聞くことができます。

 最後に操作性について触れておきましょう。一つは、画像の使用です。箕面市役所のように必要性の感じられない画像(ファイルサイズが大きい上に、写りが悪い)を使用しているところもありますが、まあまあ不必要な画像の使用は、押さえられているようです。無駄な時間を使わせない、また視覚障害者も情報を得ることができるという点で、このことは評価できます。ただし、既に指摘したように、一部、画像処理の仕方に問題のあるところもあります。また、逆に「文字だけではなく画像があった方が」と思われるページもいくつか見られました。どういう時に画像を使い、また使わないのか、統一した基準を作成していくことが必要でしょう。
 第二に、画像に関連してですが、ALT属性が書かれていないページが見うけられます。例えば、市民生活部市民生活課のページの表題やメニューの部分です。また、ALT属性の使い方を良く理解していないページもあります。例えば、同じ市民生活課の消費生活グループのページの表題です。ALT属性に「titleketteiban.gif (10380 バイト)」などど書かれても意味が通じません。ALT属性は、視覚障害者がホームページを見る(読む)ためには書かせないものです。改善をお願いします。・・・・・・詳しくは、当ホームページ内の「リンク集 インターネットのアクセシビリティ(accessibility)」をご覧ください
 第三に、背景の色や画像の為に文字が読みづらいページがいくつか見うけられます。例えば、建設部交通対策課のページや、都市計画部用地課の地価公示の閲覧に関するページなどです。色覚障害者のことも念頭に入れ改善してください。
 第四に、スタイルシートが使われているページがいくつかありますが、「line-height: 20px」などと行間を絶対値で固定するのは良くないですね。例えば、企画部広報広聴課では、ブラウザで文字の表示サイズを大きくすると、行どうしが重なって読めなくなります。ブラウザの文字表示サイズを色々と変えても、まともに表示されるかの確認が必要でしょう。
 第五に、いくつかのページで使用されているフレームの問題です。例えば、水道部浄水課の「水質に関するQ&A」 にも、フレームが使われていますが、フレームに対応していないブラウザで見た場合、「このページにはフレームが使用されていますが、お使いのブラウザではサポートされていません」と冷たく表示されるだけです。生活保護など同様のページは他にもあります。情報へのアクセスをできる限り平等に保証するために改善が必要でしょう。
 第六に、情報への到達可能性(アクセシビリティ)です。情報量が増えホームページが巨大化していく中で、いかにすばやく必要な情報に到達できるかは、大きな課題です。箕面市の場合、一つのページに到達するために、二つのルートを確保するようにホームページの構成が考えられている点や、検索機能がつけられている点など、努力の跡が見えます。
 以上、いくつか問題点も指摘しましたが、こうした問題点が生じている背景には、各部署がそれぞれ自分たちの仕事に関するページを自ら作成する方式があると思います。私は、住民への情報公開に全ての部署が直接責任を持つという点で、こうした方式に基本的に賛成です。しかしながら、ページを作成する上での技術的な差異が生じているのも事実でしょう。また、ホームページでの情報公開への熱意に、部署毎に差があるようにも見受けられます。今後、こうした点をどう克服していくかが、重要となるでしょう。箕面市ホームページの今後に期待したいと思います。

 最後に、総論的に言えば、箕面市のホームページは、自治体のホームページの中では、たいへん優れたものの部類に入ると思います。色々と細かく、かつ、厳しく書きましたが、改善されることが大いに期待できるので長々と書いたのです。つまらないホームページだとコメントを書く気もしないのが実際です(どことは言いませんが・・・・)。関係者のみなさん、お気を悪くしないようによろしくお願いいたします。

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