自治体ホームページウォッチング  独断批評−東京編
町田市  当初掲載 99年10月11日  最終更新 00年10月23日

掲載日順 | 地域別( 東京大阪その他 ) | 評価基準ひとこと

 町田市は、2000年7月1日付でホームページの全面更新を行ないました。また、以前から批評文を更新するようにリクエストされていましたので、思い切って批評文の全面更新を実施しました。

 以前の町田市ホームページは、「経済振興部商工観光課」が提供していました。全面更新後は、「ホームページへのご意見・ご要望」を見る限り「企画部広報広聴課広報係」が担当部署のようです。
 市長は「市長からのメッセージ」の中で「このたび、市民の生活に身近な市政情報を中心として、町田市のホームページの内容について一新を図りました」としていますが、この言葉通りホームページを住民への情報提供の媒体にしていくための一定の改善が行なわれたようには見受けられます。
 こうした町田市の姿勢自身は、評価できますが、住民自治に資するホームページになっているかと言えば、市議会の部分を除けば、とても及第点は差し上げられない状況です。自治体運営の基本に関わる情報は、基本構想だけで、条例等は一切なく、財政関係は無きに等しく、統計情報もありません。情報公開制度に関する情報公開も行なわれていません。これではね・・・・・・。更なる飛躍が必要でしょう。

 まず、フロントページ(町田市ホームページでは「トップ」と表記)です。古くはShockwaveの音楽にVRMLの画像の張りついたもの、その後は67KB以上もある動画GIFの張りついたものと、たいへん凝ったものが続いていましたが、全面更新では、フレーム機能が使われている点(使用上の問題点に付いては、後の操作性のところで述べます)を除けばシンプルなものとなりました。
 ただ、シンプルになったのは良いのですが、何か違和感を感じます。「本当に、これ町田市の公式なホームページ?」「別にフロントページがあって、これは町田市ホームページの目次じゃないの?」と・・・・・・。よく見れば、左フレームの一番上には、「町田市HomePage」と書かれたALT属性「町田市HomePage」付きの小さな画像フロントページへのリンクボタンを兼ねている)が置かれていますし、また、その下にもいくつか「町田・・・・」と書かれたものがあります。一方、右フレームにも、左フレームと同じ様に「町田・・・・」との文字があり、また「Copyright (C) 2000 MACHIDA City. All rights reserved」との著作権表示もあります。間違いなく町田市の公式なホームページのフロントです。
 しかし、どうもすっきりしませんね。右フレームの上部にでも適度な大きさで「町田市」と表示(デザインを重視するなら「多摩丘陵にはばたく市民文化都市」の後ろに町田市と入れるだけでも)するとともに、一番下には「お問い合わせ先:町田市役所(企画部広報広聴課広報係)」と明記し、市役所の所在地や電話番号、メールアドレス(「ホームページへのご意見・ご要望」へのリンクでも可)を書いたらどうでしょうか。その方が、はっきりして、私は良いように思うのですが。

 フロントページの左フレームは目次になっていますが、右フレームも目次の体をなしています。ただし、右側は住民の利便を考えて、いくつかの項目を抜き出し、それぞれに説明をつけたものです。こうやり方というのは面白いですね。
 ところで、左フレームの目次の一番上に総目次があります。ここをクリックすると、町田市ホームページの全体が見渡せる総目次のページが表示されます。以下では、この総目次に沿ってコメントをしていきたいと思います。

 一番上の項目は「キーワード検索」ですが、この文字からは、どこにもリンクが張られていません。クリックすれば、検索のやり方を説明した「このページ」が表示されるようにしたらどうでしょう。

 「事業者の皆さんへ 」には、「市発注工事の入札に新方式を導入。10月から、『条件付き一般競争方式』『公募型指名競争方式』を試行します(2000年9月21日)」と「東京都町田市2001・2002年度物品供給等指名競争入札参加資格審査申請の受付について(2000年9月1日)」の文書が掲載されています(2000/10/20現在)。二つの文書には日付が表示されていますが、このページは、適時更新(文書の入替え)されるのでしょうか。

 「新着情報」は、フロントページの左フレームでは「市からのお知らせ(新着情報)」と、また右フレームでは「市からのお知らせ」と表記されているページです。細かいことですが、なぜ、この総目次でも「市からのお知らせ(新着情報)」と表示しないのでしょう。統一性を持たせて欲しいですね。内容の方は、正に「市からのお知らせ」です。なお、(新着情報)とは書かれてはいますが、ホームページ業界?で一般に使われる意味での新着情報ではありません。業界?では、何度も訪れる人に便利なように、ホームページに新たに付け加えた情報が何であるかが、すぐにわかるように、一覧などにしたページに新着情報という名を付けている場合が普通です。しかし、ここでは、この意味では使われていません。
 一般に、「ホームページの更新」=「新規に行なう事業・業務や行事等の掲載」の場合と、「ホームページの更新」=「以前から行なっていた事業・業務等ではあるが、載せていなかったので、新たに掲載した」場合があると思います。町田市の「市からのお知らせ(新着情報)」は、前者の場合には対応できますが、後者の場合はどうするのでしょう。気になります。

 「町田市の紹介」は、いわゆる市勢概要とレジャー情報(観光情報)です。
 「市長からのメッセージ」は、通り一遍のもので、特に取り立てて言うほどのものではありません。
 「町田市のプロフィール」の「人口と世帯数」には、ごく簡単な「人口と世帯の推移」のグラフがあります。おそらく町田市ホームページ内の唯一の統計データでしょう。
 「町田市の産業」は「町田の商業」と「町田の工業」からなっていますが、これらは以前、町田市商工観光課が提供していたホームページにあったものをそのまま流用しているようです。以前指摘した問題点は何ら改善されていません。要するに「進歩がない」ということです。
 まず、「町田市の商業」を見ます。商店街の地図が表示される「町田中央ショッピングMAP」はアイデアとして面白いですが、これだけでは、集客には役立たないでしょう。まあ役所の立場としては、各店舗を個別に紹介することは、なかなか困難でしょうが、とりあえず商店街の雰囲気がわかるような紹介文や写真をつけてみてはいかがでしょうか。「市内大型店一覧」には、所在地と電話番号、駐車場台数を載せている(便宜を図っているなどと言える代物ではありませんが)のですから、商店にも是非、光を当ててください。
 「町田駅周辺駐車場一覧」も良いのですが、駐車料金の表示がないのが残念です。実際、車に乗って出かけるときには印刷したものでないと役に立ちません。印刷用を別に用意して欲しいですね。
 「ホテル一覧(町田市周辺の宿泊施設)」に書かれたホテルの中には、ホームページを開設している所もありますが、あいにく、このページからはリンクは張られていません。リンクを張ることは、特定の業者に便宜を図ることになると考えているのかも知れません。
 「町田の工業」の方は、商業に比べると中身がありません。「沿革」は読みづらいですね。改行なしで、こんなにびっしり字を書かれると(私のページもひどいものですが・・・・・・)。一方、「テクノフェア」には、日時も場所も書いていません。「入場無料」って言われても行けないですよ。その上、以前あった「出展のご案内」 もなくなって・・・・・あっ! ! この古い「町田市テクノフェア'97 」には「11月29日、30日の両日、市内の工業製品を一堂に紹介する『町田市テクノフェア'97』が、旭町体育館で開催されました」とチャンと日時・場所が書いてある !! 進歩どころか後退のようです。

 「レジャーガイド」は、「ハイキング・ガイド」、「七国山周辺ガイド」、「名所・旧跡」、「花の名所」からなっていますが、ここも以前のものをそのまま流用しているようです。どうやら、町田市のホームページは広報広聴課の手によって全面更新をしたのだが、商工観光課が作成したホームページには手をつけなかった(手をつけられなかった)ようです。庁内抗争か覇権争いでもあったのでしょうか。
 と、冗談はさておき、「ハイキング・ガイド」には9つのコースが掲載されており、それぞれ簡単な説明と地図、距離、所要時間が付けられています。また、地図の中の太い黒枠に囲まれた名所をクリックすると、それぞれの写真が見られるようになっているなど、たいへん良くできたページです。
 「七国山周辺ガイド」の「薬師池公園」や「町田リス園」には、QuickTimeムービーによるビデオ映像が付けられています。ファイルサイズが大きいのでダウンロードに時間がかかりますが、それぞれファイルサイズが明記されています。・・・・・あれ、QuickTimeムービーうまくファイルを処理できませんね。どうしたんでしょう。
 「名所・旧跡」は町田市の文化財分布図ですが、ごく一部にしか説明が付けられていないのはたいへん残念です。また、「花の名所」は面白そうですが、交通案内だけでなく地図と、満開の桜の写真を全てに付けていただければ、より良くなるでしょう。

 「町田市基本構想」と次ぎの「財政について」は、「町田市議会」のページを除けば、町田市ホームページに掲載されている町田市の運営に関わる、すなわち住民自治に関わる唯一の情報です。「町田市基本構想」は、注釈はありませんが量から見ておそらく全文でしょう。計画期間が20年というたいへん長期の計画であり、また決定後、既に7年が経過しています。進捗状況はどうなっているのでしょうか。また、「基本構想」の下に位置する「基本計画」や「実施計画」は、どんな内容なのでしょうか。これらも、ぜひ、掲載すべきでしょう。
 「財政について」は、全く話しになりません。

 「市長への手紙」は、電子メールによる「市政に対するご意見、ご要望等を受け付け」るもので、フォームが用意され、電子メールのアドレスを記入する欄も設けられています。しかし、注意書きには、「原則として電子メールによる回答は行いませんので、住所、電話番号等の電子メールアドレス以外の連絡先がない場合は回答いたしません」、「回答を希望される方は、必ず電子メールアドレス以外の連絡先を入力下さい。」と書かれています。回答は文書の郵送か電話で行なわれるのでしょうか。また、何故メールによる回答は行なわないのでしょうか。ぜひ、その理由を書いていただきたいですね。
 もっとも、以上のことをもって町田市がたち遅れているとは言えません。メールアドレスは記すものの「個別の回答はいたしかねます」とした自治体ホームページが多い中、回答を前提としている点はむしろ評価できます。また、「このフォームで送信できない場合は、・・・・まで送信してください」や、「FAXによる『市長への手紙』(FAX:・・・・)も開設しております。また、市の施設には『市長への手紙』のハガキもご用意しておりますので、ご利用下さい」との親切な案内がある点も、「皆様の声を市政に生かしていく」姿勢の現われとして評価して良いでしょう。
 なお、注意書きにもあるように、ホームページへの意見や要望などについては、別のフォームが用意されています。こちらも同様に「このフォームで送信できない場合は、・・・・まで送信してください」との案内がありますが、あいにく「原則として個別の回答は行いません」となっています。

 次ぎは「暮らしのガイド」です。
 「相談業務一覧」には、「広報広聴課広聴係(=市民相談室)で実施している」ものと「そのほかの課で実施している」ものについての説明がありますが、後者の方は行が詰まって読みづらいですね。相談業務毎に1行空けたらどうでしょうか。
 「医療・健康」の「急病の時は」には、休日夜間診療当番病・医院などの電話番号やホームページアドレスが書かれてあり、住民には重宝でしょう。しかし、気になった点もあります。休日歯科応急診療所や多摩丘陵病院などの交通案内や地図がないことです。他の施設はともかく、町田市民病院については、次ぎの「町田市民病院」のページに地図があるのですから、リンクさえ張れば解決します。即改善をお願いします。  「町田市民病院」については、最低限必要な情報は掲載されているようです。
 「健康診査・相談」は、情報が豊富で結構かと思います。まあ、あえて難点を言うとすれば、「お気軽にどうぞ」の表題が内容から見て適切かどうかと、実施場所や会場に関する情報が掲載されていない点です。指定医療機関の一覧を載せるとか、地図を載せる(各施設の案内ページへのリンクで可)とかもう一工夫が必要でしょう。
 「赤ちゃんすくすくカレンダー」には「時期、時間、会場は、広報・個別通知等で確認して下さい」と書かれています。個別通知の内容をホームページに書くわけにはいかないかも知れませんが、広報の内容を載せることは可能でしょう。更新に手間がかかるかもしれませんが、ぜひ改善をお願いします。 ところで「母子バックに封入 」って、町田市にお住まいのお母さん方は、意味をすぐに理解できるのでしょうか。もう少し表現を考えられた方が良いように思いますが・・・・。

 「住民基本台帳」の「住民票の写しが必要なときは」には、「市役所市民課、南市民センター、・・・(引用者略)・・・へおいで下さい」と書かれ、ここに上げられた各施設名からは、それぞれの施設案内へのリンクが張られています。当たり前と言えば、当たり前のことですが、こういうことすらできていない自治体ホームページが多いのも事実です。・・・・・と誉めたら、「住所が変わったら」以下はリンクが張ってありませんね。どうして !? 手は抜かないでください。「届出・登録・証明」にある他のページも全部点検して直してください !! それから、細かいことですが、「総目次」などには「住民基本台帳」と書かずに、「住民票・引越し」とか「住民票・引越し(住民基本台帳)」などと書いた方が住民にはわかりやすいと思います。住民票は知っていても、住民基本台帳を知らない人は多いでしょうから。
 「戸籍」の方は、届出先として「市役所市民課または各市民センター」などと書かれていますね。「住民基本台帳」のページのように、「市役所市民課、南市民センター、・・・」と、なぜ細かく書いていないのでしょう。
 「外国人登録」のページは日本語のみです。このページだけ(この情報だけ)、多国語で表示したら、それだけで日本語の読めない住民への行政サービスは向上するとは、とても思えませんが、せめてという気もするのは確かです。もちろん多国語表示したページへのフロントページからの直リンクも必要です。・・・・・・以前は、こんな英語表記のページもありましたよね。
 「諸証明」って表題を付けるからには、最低限、需要の多い税関係の証明(課税証明・納税証明・所得証明・・・・)についても掲載すべきでしょう。
 「市民センター窓口・ひまわり窓口」のページは中々良いですが、もう一工夫が必要です。各施設名から各施設案内ページへのリンクはありますが、各業務名から業務の説明のページへのリンクが張られていません。もし、リンクを張ろうにも、該当ページがないとおっしゃるなら、ページを新たに作成しましょう。例えば、国民健康保険のページとかね。

 「避難場所一覧」には、ぜひ地図をつけてください。災害が起きてから市民が「わざわざパソコンのスイッチを入れ、インターネットに接続し、町田市のホームページの『避難場所一覧』の地図を見て、それから避難する」てなことことは、まず無いでしょう。しかし、新しく引越してきて避難場所を知りたい場合とか、災害時に他市からボランティアに来る場合とか、避難している親戚を訪ねていく場合とかに、ホームページを見る可能性はあるでしょう。こういう場合は地図がなければ役に立ちませんね。

 「ごみと資源」は、地区別の収集日や資源ごみの出し方などが詳しく掲載されており、評価できます。何が燃やせて、何が燃やせないかとか、資源ごみの範囲とか、人によって捉え方が違いますし、また自治体によっても微妙に差がありますから、この種の情報がホームページから簡単に手に入ることは、ごみの減量化の面でたいへん有効でしょう。ただ、惜しむらくは、ごみがどう処理されていくのかについての情報が全くない点です。分別して出したら終わりではなく、その後のことも含めての「ごみ問題」を住民自身の問題として感じてもらうために、ぜひ、この種の情報も掲載していただきたいですね。

 「介護保険」には「相談等お気軽にお問い合わせ下さい」として、相談窓口が一覧表で掲載されています。電話番号と所在地はありますが、地図がありません。つけて欲しいですね。また「申請からサービスまでの流れ 」は画像になっていますが、視覚障害者のことも念頭に入れて、文字にすべきでしょう。画像である必然性はありません。それから、保険料のことが例まであげて詳しく説明されていますが、正直わかりにくいですね。もっとも、これは町田市の責任ではありませんが。もう一点、「介護保険のサービス提供事業者の情報はインターネット(ワム・ネット)でご覧下さい」の件です。リンクを張るのは良いのですが、「ワム・ネットは社会福祉・医療事業団が提供しているホームページです」の説明が必要でしょう。インターネットでは、誰が提供している情報であるかを明確にすることは、その情報の確かさなど質を判断する上で、たいへん重要な基本的情報です。
 「児童福祉(児童保育)」の保育園・学童保育クラブ・幼稚園の情報は簡単過ぎます。この程度の情報では、何も載っていないのに等しいですね。仕事に追われて、役所の執務時間中には役所を訪ねるどころか、電話することすら困難な保護者たちが、夜間や、たまの休日に、子どもの保育を何とかしたいと思って、町田市のホームページを見ることを想定すべきでしょう。電話番号と所在地だけなら電話帳に載っているのですから。

 町田市民バス「まちっこ」のページは良くできています。運行経路図に運賃表、時刻表と、これだけ載っていれば、文句はないでしょう。ただ、不思議なのは、フロントページの右フレームからリンクが張られていないことです。そういった需要(利用者の声)は、ないのでしょうか? 時刻表は思い立った時にすぐ見たいですよね。

 「市役所案内」の「市役所周辺地図」を見ると、庁舎が分散していることがわかります。庁舎間の距離も結構あるようです。どの庁舎には、どの部署が入っているのでしょう。この地図ではわかりませんね。「○○課をたずねて三千里」なんて、洒落になりません。
 「組織図」の方は、単なる電話帳です。組織図と言うなら、それぞれの部署の担当事務ぐらい書くべきでしょう。

 「広報まちだ」からは、広報紙のバックナンバーがPDF形式のファイルで提供されています。各ファイルはページ毎に分割され、内容の説明とサイズが明記されており、利用者の利便を考えた設計となっています。もっとも、私自身は広報紙のPDFによる提供には反対しています。詳しくは、「広報紙のPDF化について考える」をお読みください。

 「市の施設案内」は、公園・レクリエーション、文化、コミュニティー、スポーツ、その他に分類されています。内容は、特に優れているとは言えませんが、まあまあ詳しく、悪くはないでしょう。ただ、スポーツなどに利用料金が書かれていないのが、解せません。まさか、頻繁に改定するので更新が追いつかないから省いたなんてことはないでしょう。
 ところで、各分類の目次には、JavaScript が使われています。これは、施設名にマウスポインタを合わせると矢印が表示されるようにするものです。私は、市役所のページには、この種のものは不必要だと思いますが、ページを開く上で大した負荷にもなっていないようですので、まあ、趣味の問題の範囲内でしょう。
 見ていて気になったのは、各施設とも交通案内は書かれているのに、地図がない点です。所在地だけでなく、ぜひ、地図をつけて欲しいですね。もし、参考にされるなら、豊中市の施設案内が優れていると思いますので、ご参照ください。豊中市は、人口約40万の大阪の衛星都市です。人口約38万の町田市と規模的には、あまり変わりませんし、まちとしての共通点も多々あると思います。

 「イベント情報」には、文化施設情報として、国際版画美術館、市立博物館、自由民権資料館、市民ホール、図書館の項目が並んでいます。しかし、2000年10月21日の時点では、 市立博物館と市民ホールは項目だけです。
 「国際版画美術館」からは、「市の施設案内」の「国際版画美術館」にリンクが張られていますが、その逆は張られていません。
 「自由民権資料館」も同様に、「市の施設案内」の「自由民権資料館」にリンクが張られていますが、その逆は張られていません。ただし、別に設けられた詳しい内容の「自由民権資料館の紹介」のページへリンクが張られています。もちろん、このページへも「市の施設案内」のページからのリンクがありません。
 一方、「図書館」の場合は、両方からリンクが張られています。どうして取り扱いに、こんな差が出ているのでしょう。不思議ですね。ところで、「予約されている方が多数いらっしゃいますので、かなりお待たせしてしまう資料もございます。ご了承ください」と書かれた「10月4日現在のリクエストBest10」(2000.10.21現在)は、色んな意味で面白いですね。 これによれば「『だから、あなたも生きぬいて』大平光代(317人)」だそうです。 貸出期間は2週間以内ですから、平均10日としても、全ての希望者に貸出が終わるまでに、蔵書が1冊ならば3170日(8年半)も、奮発して10冊備えても10ヶ月もかかります。ベストセラー本は図書館で借りるべきではないかもしれませんね。定価で買わなくても、古本屋さんで安く買う手もあります。どうせ、短期間にどっと流れるでしょうから。・・・・・・話が脱線してスミマセン。
 なお、国際版画美術館、市立博物館、自由民権資料館、市民ホール、図書館以外で行なわれる市のイベントは、いったいどのページに書かれるのでしょう。「新着情報」のページでしょうか。どう考えても、わかりにくいですね。

 「町田市議会」のページは、冒頭でも述べたように、町田市ホームページの中では出色の出来です。特に、「議会のしおり」の部分は、たいへん詳しくて良いですね。たいへん結構です。・・・・・・とは言うものの少しだけ注文。
 「市議会のしくみ」に書かれている「議会図書室」は、市民も利用できるのでしょうか。
 「議会を知るには」には、「市議会だより」のことが載っていますが、「市議会だよりは、ホームページからも提供しています」と記した上で、「市議会だより」のページへも、ぜひリンクを張ってください。ほんの少し不親切かつ不便です。それから「ご希望の方は議会事務局へお申し出ください 」の後ろには、電話番号をお願いします。
 「議場内議席配置図」のようなものは、他でまだ見たことがありません。傍聴に行く際に、これをプリントアウトして持っていけば、誰が熱心に聞いていて、誰が居眠りしているか一目瞭然です。もっとも、これをそのまま印刷したのでは、若干不鮮明ですね。印刷用のページが別に用意されているとか、PDFでダウンロードできるようにするとか、もう一工夫して欲しいですね。ちょっと贅沢かな。ところで、議場って、どこにあるの? どこにも説明が無いですね。
 議会の日程が書かれていませんね。これは、必須だと思いますよ。「『市議会だより』の『No.137 平成12年8月3日』に『平成12年(2000年)第3回定例会の予定』と書いてあります」と言われても駄目ですよ。もっとわかりやすくしないと。
 ところで、この「市議会だより」の「No.137 平成12年8月3日」は、印刷物としての『市議会だより』と内容は同じなのでしょうか。説明を付けて欲しいですね。それから、左フレームの目次からも「バックナンバー」に行けるようにしてください。
 「議員名簿」では、お名前の表示に苦労されているようですね。文字データで表示できない字を画像で提供しているわけですが、画像小さいですね。クリックすると拡大されるようにした方が良いと思います。視力の弱い方や、お年よりも見たいでしょうからね。
 以上のように充実した「町田市議会」ページの次ぎの目標は、議事録のホームページでの公開と、議案の事前公開ですね。前者は大阪府議会や大阪府大東市、同じく箕面市などで既に実現しています。後者は、議案が議会に提案されてから審議に入るまでの期間が一般に短すぎますので、実施は極めて困難かもしれません。しかし、住民自治と議員の有権者への説明責任の観点から検討する必要はあるでしょう。

 「町田市のホームページについて」には、「本サイトへのリンクはフリーです。ただし、リンクされる場合は、トップページ(http://www.city.machida.tokyo.jp/)宛でお願いします。もし、サイト内の任意のページへのリンクを希望される場合は、その旨ご連絡ください」と書かれています。これまで、リンクフリーと明記してあっても、当ホームページの性格上、必ず、リンクをし批評をした旨のメールを送ってきました。私のページは、 サイト内の任意のページへのリンクだらけです。町田市の担当者からは、どんな返事か来るのでしょうか。なお、サイト内の任意のページへのリンクを張ることの当否については、私自身は、「張られても構わないし、また拒否できるものでもない」と考えています。

[ 参考 ]

・ ネットワーク知的所有権研究会「ネットワーク時代の知的所有権入門」(http://www.imasy.or.jp/‾ume/copyright-ml/inetmag/index-j.html)の「第19回ホームページの上での人物写真の利用とリンクについて −ホームページ作成で注意したいことあれこれ− 」 (弁護士 宮下佳之)

・ 東北大学大学院文学研究科言語学研究室 後藤 斉氏の「後藤斉のページ」(http://www.sal.tohoku.ac.jp/‾gothit/gothitj.html)の「ウェブページのリンクおよびその他の利用について」

 「町田市のホームページについて」には、実はもっとすごいことが書かれています。「本サイト上の文書や画像等の各ファイル、及びその内容に関し、町田市は、いかなる保証もするものではありません。万一、内容等に誤りがあった場合でも、町田市は一切責任を負いかねます」だそうです。この文言には呆れ果てました。
 町田市のホームページに書かれていることは信用してはならないようです。書かれていることは全部出鱈目かもしれません。
 でも、どうして信用できないようなものを税金で作成するのでしょう。この文言と「市長からのメッセージ」に書かれた「市民の皆様には広報紙をはじめとした、さまざまな市政情報をご提供していきたいと思います」の言葉は、どう両立するのでしょう。はっきり言って、これは小役人が使う責任回避の「逃げ口上」です。法律的、または道義的に「一切責任を負いかねます」なんて、言い切れるのでしょうか。町田市の広報紙にも同じことが書かれているのでしょうか。
 どちらにしても、この文言だけで、町田市ホームページの存在意義はゼロになりました。批評文を真面目に書いただけ損だったようです。

 一応、気を取り直して、最後に操作性について見てみましょう。全体にフレームが使用されていますが、フレーム非対応のブラウザでも見られるようには工夫されていません。フレームに対応できていないブラウザで訪れると「このページはフレームにて表示いたしております。フレーム対応のブラウザにて御覧下さい」とか、「このページはフレーム対応をしているブラウザをご使用いただけないとご覧になることが出来ません。フレーム対応ブラウザのダウンロードページをご覧ください。」と冷たく表示されるだけで、この文言以外は全く読めず、他のページへ移動することもできません。これではアクセシビリティの点では落第です。
 改善方法の提案です。「http://www.city.machida.tokyo.jp/index.html」の<NOFRAMES><BODY>このページはフレーム・・・・</BODY></NOFRAMES>のタグの間の文言を「東京都町田市の公式ホームページです。フレームに対応していないブラウザをご使用の方は、総目次からお入りください」と書き換え、総目次へのリンクを張ります。その上で、各ページにある「ホームへ戻る」の横に「総目次へ戻る」と表示し、総目次へのリンクを張ります。また、フレームを嫌う人や視覚障害者への利便を考えて、フロントページに「フレーム無しのページはこちら」と表示し、総目次へのリンクを張れば、さらにアクセシビリティは向上するでしょう。
 これで、フレーム問題は、市議会を除けば、ほぼ解決するでしょう。市議会は、以上の応用問題です。
 ページの見出しの部分が、多くのところで画像になっていますが、ここは文字でも済むところでしょう。中には、ALT属性が書かれていないところもありますので、改善をしていただきたいですね。
 ALT属性は正しく書かれていないところがかなりあります。例えば、フロントページの右フレームにある書類や赤十字などの絵です。意味のない「img」と書くぐらいなら半角スペースでも入れておいた方が良いでしょう。また、各ページの一番下に並んでいるボタンにも問題があります。例えば「市長からのメッセージ」には「トップに戻る」と「町田市の紹介に戻る」のボタンがありますが、ALT属性はどちらも「戻るボタン」です。さらに、「町田の商業」や「町田の工業」、「レジャーガイド」などには、下のフレームやページの見出しも含めてALT属性が書かれていないところが多く見られます。
 情報へのアクセス可能性の点では、ホームページ全体を見渡せる「総目次」と検索機能は評価できます。

 おまけに、もう一つ。以前あったのに、今では無くなっているページの中には、どうして無くしたのかと不思議に思うものもあります。
 以前は、「アクセス一覧」と称する各施設の所在を示すわかりやすい地図が付けられていました。
 また、「あなたにやさしい街」という優れたものもありました。この中の「町田駅周辺車いすトイレ情報」には、実地の検証に基づき、場所だけでなく、使える時間や「使用、その他気づいたこと」まで書かれていました。障害者用駐車場、車椅子用エレベーター・トイレ、点字案内、盲導犬、高齢者・母子用トイレなどの情報が記された「町田市福祉ガイド」もたいへんすばらしいものでした。どうして無くしたのでしょうか。何らかの形で復活してもらいたいですね。

 おまけのおまけ。http://www2.city.machida.tokyo.jp/mcvs/には、変なものがあります。mdcって何?? ここって町田市立??? 委託先????

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