自治体ホームページウォッチング  独断批評−大阪編
高槻市   最終アクセス日 1999年4月5日   戻る

 貝塚市など他の自治体と同様にフレーム処理の問題はありますが、1998年10月28日と比較的新しくつくられたホームページだけあって、最終更新日、更新履歴もあり、またフロントページから各ページにリンクが張られているなど、全体に操作しやすく作られているようです。特に、総合インデックスが設けられ、全体像が把握しやすくなっている点が評価できます。ただし、各ページから総合インデックスへのリンクが張られておらず、総合インデックスを見る為には一々市章を押してフロントページに戻らなくてはならない点は不便です。さらに付け加えるなら、市章をクリックすればフロントページに戻れるという案内がどこにもないのは操作性の点で重大な問題です。せめて市章イメージのALT属性を現在の「shisyou.gif (495 バイト)」ではなく、「ホームページへ」と書き直すべきでしょう。判じ物のようなページは作るべきではない!!。また、フロントページは画像が多いため、表示に時間がかかるように感じます。と言っても筆者のホームページのフロントの方が重いようですが.....(^_^;)
 最初に、自治体運営に係る基本的情報について見てみます。まず、財政情報については、「平成10年代1回市議会定例会の開会にあたり、江村高槻市長が市政運営の基本方針と今後1年間の主要施策について、説明した」施政方針大綱(全文?)が掲載されている点は評価できます。しかし、予算に関する情報は「高槻市のプロフィール」に「平成10年度の当初予算」の極簡単なグラフがあるだけで、より具体的な情報はなく、財政運営や決算については全くないようです。ところで、平成11年度高槻市一般会計予算は3月議会にて可決されているようですが、施政方針の99年度版はいつ掲載されるのでしょうか。
 行政計画については、現行の「総合計画」の要約(基本構想は全文? 基本計画は抜粋?)を掲載するとともに、「21世紀初頭のまちづくりの指針となる新しい総合計画の策定に向けて、今年4月から取り組みを始めています」との説明もあります。しかしながら、総合計画以外の行政計画の掲載は、一切ないようです。
 例規についての情報はなく、また統計情報についても「高槻市のプロフィール」に、ほんの少しあるだけです。
 充実しているのは、「便利帳」です。大阪市を除けば大阪府下唯一の市営バスを運行しているだけあって、「市営バス案内」には、「運賃表」「路線図」「主要ターミナル時刻表」を掲載し、力を入れているようです。特に時刻表を現地に行かなくても簡単に見ることができる点は、バスの利用者にとって、非常に便利だと思います。また、公立私立の区別なく、主な診療科目や予防接種・検診委託医の情報まで収録した「市内医療機関一覧」や「市内歯科医療機関一覧」は、夜間休日診療所の情報しか載せていない自治体が多い中で、たいへん優れたものです。ただ、「なんでも豆知識」はいただけません。「入学・転校」「介護保険制度」「子育て相談」「クーリング・オフ」といった住民の生活にとって重要な情報を掲載しているにもかかわらず、この表題ではもったいないと思います。再考要です。
 「主な施設案内」も詳しくて良いのですが、残念ながら各施設の行事案内はありません。ここまで詳しく載せるなら他の自治体でもやっているように、今月のイベントなどと題して掲載すべきでしょう。
 広報紙のバックナンバーは、お知らせ、催し、スポーツ、保健と小見出しされた「広報たかつきダイジェスト版」のみです。メインの記事はなぜないのでしょうか。ところで、「フォト・ニュース」も含めてバックナンバーを載せるのは歓迎しますが、見出しに○月○日号だけでは、中身が分からず見る気になりません。見出しに簡単な照会文を付けたらどうでしょう。
 ユニークなのは「メロウ・ジュネレーション(熟年世代)のあふれる元気を紹介し、いろいろな世代と交流して、豊かな高槻を目指すとともに生き甲斐ある未来を作るためにつながってみませんか?」という「メロウ・フューチャー」です。お便り・投稿作品・徒然日記の投稿を受け付けていますが、さっぱりのようです。高齢者のインターネット人口が少ないことが一因だと思いますが、行政の担当者はどう思っているのか聞きたいものです。ところで、「ためになるリンク集」(押し付けがましいタイトルですが....^^;)に「コンピューターおばあちゃんの会」というのがあり、おお凄い、高槻にはこんなものまであるのかと思って訪ねてみると、残念ながらやっておられるのは東京の世田谷の方でした。
 「市議会です」は、他自治体に比べれば情報は充実していますが、もう一歩突っ込みが足らないようです。例えば会派人数はあるが、構成議員名がない。委員会名称はあるが、こちらも構成議員名の記載がない。市議会だよりの案内はあるが、バックナンバーはない。議会議決の一覧はあるが、名称だけで各議案などの説明がないなど。
 「みどころ」の「高槻市ハイキングコース」は、トイレや水場だけでなく、水たまりのことまで書いてあります。市主催で年間14回の市民ハイキングを行なってきた蓄積が反映しているのでしょう。筆者も昔、山歩きをしていたので、このコースガイドの価値は分かるつもりです。ホームページに何か載せるものがないかと探したあげく、適当にハイキングコースや散歩コースなどを載せているような自治体が多い中で出色です。贅沢を言うなら、地図がダウンロードできれば、文句無しなんですが。それから「歳時記」は、12月から更新されていないように思うのですが。
 また「インターネット歴史博物館」もかなり力が入っているように見受けられます。たぶん、「埋蔵文化財調査センター」や「歴史民俗資料館」などの職員の日々の奮闘が反映しているのでしょうね。
 全体として情報公開と言うより、広報の延長としての情報提供の意味合いの強い典型的な自治体ホームページです。そういう意味では「市長あいさつ」の中の「本ホームページを通じて、市民の皆様には高槻を再発見するための最新の情報を得ていただき、市外の方々に関しましては、四季折々の素晴らしい高槻の情報を発見し、当地に新しい出会いを求めてのご訪問を心からお待ち申し上げております」というホームページの狙いは、ある程度実現されているように思います。

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