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1年ぶりに訪れましたが、基本的な部分で変化(改善)はありません。が、一応、コメントのリニューアルをしました。
1997年10月に開設されて以来、2年半が経過し、また前回の批評文作成時より1年が経過しましたが、顕著な改善は見られず、正直言ってどうしようもないホームページです。あいかわらず行政運営における基本的情報である財政、例規、計画などの情報は全く掲載されていない上に、まとまった形での行事案内や業務・窓口案内もなく、施設案内も極めて貧弱であり、広報紙のバックナンバーもありません。とにかく、あまりやる気の感じられない情報公開とは程遠い代物です。
しかしながら、全てが悪い、駄目では言い過ぎだと思います。「第11回全国トンボ市民サミット」に関するページや「かいづか国際交流協会(KAIFA)」のページなどキラリと光るものもあります。これらのページからは、やる気のある職員の存在も見えてきます。が、これらの職員の善意や「やる気」は、ホームページ全体に反映されていないようです。残念な限りです。
さて、フロントページの右側フレームには、写真が表示されるだけで、他には全く何もありません。最終更新日もアクセスカウンターも何にもありません。こんなフロントページもめずらしいと思います。一方、左側フレームには、目次が設けらています。以降、この目次に沿って順番に内容を見ていくことにします。
まず、更新情報の「What's New」です。これを見る限りは、1ヶ月に1回程度更新はしているようです。わからないのは、2000年と1999年の前にどちらも「’」が付けられていることです。何か特別な意味があるのでしょうか。
また、3月4日に「川とのかかわりを求めて市民フォーラム」を追加しましたとありますが、この記事は「What's New」以外からは到達できないようです。少し変ですね。
「概要」は、市民憲章、市長ごあいさつと、ごく簡単な市勢概要と統計です。市の花、市の木、市章には、それぞれ説明ページが用意されています。しかし、border="0"に設定された画像にリンクが張られているため容易に発見できません。クリックしてみるまでわからない隠しページです。見てもらいたいのなら、文字からもリンクを張らないとね。
「市長ごあいさつ」は、いつ書かれたのか知りませんが(1年前には既に同じ文章がありました)、「各部門からの英知を結集して順次コンテンツを広げてまいりたい」とか「可能な限り新しい資料を収録し、内容の改善を図ってまいります」とか「一層内容の充実したものにしていきたい」とかの市長の言葉とは裏腹に、貝塚市のホームページでは顕著な進歩は見られません。
「かいづかの統計」は、「まえがき」は立派ですが、中身はどうしようもないものです。どういうわけか「位置・市域面積・市域の変遷」と題されたページには「貝塚市の沿革」が掲載されています。どう考えても、これは統計ではないでしょう。また「年次別人口・人口動態」は平成9年(1997年)までしかありません。更新する気はないのでしょうか。さらに、「年齢別・男女別人口」も平成7年(1995年)10月1日現在です。ん? ひょっとすると95年の国勢調査に基づくデータかな? 書いてないからわかりません・・・・と思ったら、タイトルに「国勢調査による年齢別(5歳階級)男女別人口」と書いてありました。おいおい、タイトルにきっちり書くなら、ついでに本文のどこかに書いてくださいよ。
「人口異動統計表」は、CSV形式で提供されていますが、これも平成9年度と平成10年度分と古いままです。ただし、平成10年度(98年度)分は11月末までしかありません。ホームページを開設(1997年10月)してから一年あまりは頑張っていたが、その後やる気を無くしたということでしょうか。
「おしらせ」には、役所からのお知らせなどが雑多に載せられています。上から順番に見ていきましょう。「第11回全国トンボ市民サミット」は、行事案内です。サミットは2000年8月に開催されるようです。このサミットの「大会開催趣意書」だけでなく、詳しい解説付きの「トンボの写真館」や「トンボ・セミナー」の報告もあり、中々面白いページです。こうした面白いページができるのは、「市立自然遊学館」の日頃の取り組みがあるからでしょう。「今後も、写真や内容をどんどん充実させていきますので興味のある方は時々チェックしてくださいね!」の言葉どおり、頑張って更新していただければと思います。また、これだけすばらしい内容ですから、「おしらせ」の中の項目の一つにせず――つまらないホームページの中に埋没させず――に、フロントページや左側フレームの目次から直接覗けるようにリンクを張るべきでしょう。勿体無過ぎます。
「社会教育課からお知らせ」は、業務案内です。特に、文化財の情報が詳しく作られており、見ごたえがありますが、「お知らせ」とは少しニュアンスが違うように思います。「社会教育課からお知らせ」の各ページでは、JavaScriptで動作するボタンにリンクが張られています。このため、JavaScriptに対応していないブラウザでは、各ページを見ることができません。これらのページで、このような形でJavaScriptを使わなければならない必然性は感じられません。見てくればかり考えず、アクセシビリティ(accessibility)を重視しましょう。
「かいづか国際交流協会(KAIFA)」をクリックするとKAIFAの会報が表示されますが、全体として独立したホームページの様になっています。「ホストファミリー報告」、「KAIFAに入会して(投稿)」、「イベントINFORMATION・お知らせ」、「SHELL WAVE(貝波)バックナンバー」など情報量は豊富です。このページも「第11回全国トンボ市民サミット」と同様に「おしらせ」の中の項目の一つにせず――つまらないホームページの中に埋没させず――に、フロントページや左側フレームの目次から直接覗けるようにリンクを張るべきでしょう。勿体無過ぎます。
「公民館からお知らせ」は、公民館に関する施設案内です。分類ミスでしょう。
「商工課からのお知らせ」は、「中小企業退職金共済制度のご案内」だけです。いっそのこと「中小企業退職金共済制度のご案内」と、目次に最初から書いておいた方が親切でしょう。
「公園墓地募集」は、貝塚市公園墓地の使用申込みの案内です。どこかに墓地はないかと墓地そのものを募集しているわけではありません。
「各種相談一覧」は、文字どおり相談業務の一覧です。
「施設案内」には、施設が3つしか掲載されていません。「善兵衛ランド」は、「概要」を見る限り天体観測用の望遠鏡を備えた公開天文台だと思われます。「施設案内」の「善兵衛ランド」をクリックすると、音楽とともに目次が表示されますが、どこにも「善兵衛ランド」の文字がありません。タイトル(<TITLE>タグそのものが使われていません)もありません。変わったページです。また、こちらも、独立したホームページの様になっていますが、「かいづか国際交流協会(KAIFA)」と違い、「平成10年1月〜3月の行事」に「NEW」の文字が付けられていることからもわかるように、全く手入れは行われていないようです。やる気は喪失したのでしょうか。ところで「惑星状星曇ハップル衛星からPAONET経由写真」の星雲は大きさ(IMGタグの属性であるWIDTHとHEIGHT)の設定に間違いがあるため、縦横比がおかしくなっています(横に長くなっている)。修正が必要でしょう。「星の写真」は「善兵衛ランド」で写したもののようですが、背景画像が邪魔になって見にくいですね。また、写真に解説が付けられていないのも残念です。
次の「自然遊学館」をクリックすると、とてつもなく下手糞な外観写真が表示されビックリしますが、職員のやる気はあるようです。先程ご紹介した「第11回全国トンボ市民サミット」の情報だけでなく、展示物の紹介や「グリーンカレッジ(花とみどりの文化大学)入学案内」など比較的情報量は多いようです。
「市立病院情報」は、診療科目、受付時間など業務案内です。所在地図もありますが、あいにく不鮮明なため文字は読めません。
「観光案内」の「かいづかの見所・散歩道」 は、他のページに比べれば情報量が多く、多少、見ごたえのある部分となっています。また、他の部分とは違いデザインもよくできています。ここだけ業者委託したのでしょうか。
一方、「貝塚マップ」は背景画像が悪く目がおかしくなりそうです。このマップから「施設案内」や「かいづかの見所・散歩道」 の各ページへとリンクが張られており便利ですが、逆に「かいづかの見所・散歩道」 や、各ページから、「貝塚マップ」へのリンクは張られていません。もう少し、訪問者の使い勝手を考えていただきたいものです。
「コスモスシアター」は、残念ながら工事中です。どうしたんでしょう。ホームページではなく「コスモスシアター」そのものが工事中なのでしょうか。
「Link」は、リンク集ですが、たいした中身はありません
「Mail」をクリックすると、閲覧者のパソコンにインストールしてあるメールソフトが起動し、市宛てにメールが出せるようになっています。しかし、メールアドレスはどこにも表示されていません。もし、設定間違いなどによりメールソフトが起動しない場合には、残念ながらメールは出せません。・・・・・「Mail」と書かれたボタンには、<A href="mailto: [email protected]"></A>とリンクが張られていますが、mailto:の後ろに半角スペースがあるため、私のパソコンではメールソフトは起動しません。これは、私のシステム固有の問題なのか、HTML仕様に反した誤りなのか今のところ不明です。
また、フロントページの右フレームには、「お問い合わせは 都市政策部情報管理課 交流推進課」と表示されていますが、メールアドレスだけでなく所在地や電話番号すら表示されていません。どうやって問い合せればよいのでしょうか。
最後に操作性の問題です。第一に、フロントページをはじめ全体にフレームを使ったホームページですが、<NOFRAMES>タグの要素が空っぽなため、フレームに対応していないブラウザでは、真っ白けのページが表示されるだけで、貝塚市のホームページを全く見ることができません。自治体のホームページが、こんなんで良いのでしょうか?
第二に「Microsoft Word」で作成しているページがいくつかありますが、このソフトウェアはタグの使い方が無茶苦茶です(特に、このページ)。まともに表示できないブラウザも多いと思います。できるだけ多くの人たちが見ることができるようにすべき自治体ホームページの作成には使うべきではないと思います。
第三に、多くのページでWindows固有のフォントを指定しているようですが、いくらデザインに凝って様々なフォントを指定しても閲覧者のコンピュータにそのフォントがなければ作成者の意図どおりには表示されません。基本的なことをもう少し勉強していただきたいと思います。
第四に、ページのタイトルがその内容に応じて適正に付けられていないものが多々あります。中には、<TITLE>タグそのものが使われていないものや、<TITLE>と</TITLE>との間が空白のものまであります。タイトルは音声ブラウザのためだけでなく、検索サイトでも重要な役割を果たしますので、内容がわかるように考えて付けてください。
第五に、不必要に大きすぎる画像(主として写真 例えば)が多用されているため、完全に表示されるまで時間がかかるページが多くあります。またALT属性も全く書かれていません。画像を表示しないブラウザや音声ブラウザを利用ている人にとっては致命的です。特に各ページの表題に画像を使う場合(私としては、文字で済ませるべきだとは思いますが)は、ALT属性は必ず付けるべきです。
第六に、左側フレームに目次が設けられているため、ホームページの全体像がわかりやすくなっていますが、目次の項目と内容が一致していないため、けっして使い勝手が良いとは言えません。また、この左側フレームから、フロントページへのリンクが張られていないためフロントページに戻ることはできません。
「市長ごあいさつ」で市長は「ホームページは、専門業者に頼らず職員の自主的な勉強を重ね、可能なところから発信しております。素人臭さがありますが、それはお許しを願うとして・・・」と述べています。確かに、業者委託せずに自分達で勉強して作るのは非常に良いことです。しかし、HTMLの仕様に反したとんでもないHTML文書を作る「Microsoft Word」を無批判に使ったり、ALT属性を全く書かなかったり、フレーム未対応のブラウザを跳ね返すようなホームページをいつまでも作っているようでは困りものです。行政のプロのこんな素人臭さを貝塚の住民は、いつまでお許しくださるのでしょうか。
問題点や不充分な内容については、私のホームページのリンク集 インターネットのアクセシビリティ(accessibility)や他の自治体ホームページなどを参考にしていただき、早急に改善をしてもらいたいと思います。
全体として貝塚市のホームページからは、統一性のない雑多な印象と、なぜ開設したのかという疑問が湧いてきます。今後、情報公開、提供の手段となりうるような、住民の生活に役立つホームページを実現するため――おそらく全面リニューアルが必要――には、まだまだ市長のおっしゃる「職員の自主的な勉強」が必要ではないでしょうか。
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