自治体ホームページウォッチング  独断批評−大阪編
千早赤阪村  当初掲載 99年5月5日  最終更新 99年8月26日 戻る

 開設日は、98年5月1日です。
 大阪府下では、概ね情報○○課とか、広報担当課、秘書課、企画課などがホームページの作成・維持管理等の担当になっています。ところが、この千早赤阪村は、珍しく農林商工課が担当課のようです。何故か。それは、このホームページが、住民への情報提供ではなく、年間登山客が富士山に次いで、全国2位と言われる金剛山を中心に、主として村外の人達に観光情報(登山情報)を提供するためのものだからでしょう。すなわち経済振興策としてのホームページです。
 観光地を抱える地方自治体にとってホームページは、リアルタイムの情報を安上がりに提供でき、その上、フィードバックも期待できる格好の宣伝媒体です。また観光地を訪れようと情報を探している者にとっても、行政の提供する情報は信頼が置け、役立ちます。誰に向けての情報提供かよく分からない中途半端なホームページをつくっている自治体が多い中で、観光情報の提供に特化したホームページをつくるのも、考え方として悪くはないと思います。そこで以下、住民への情報提供・公開に役立っているかどうかの観点はとりあえず横へ置いて、批評することにします。.......本当は、情報提供・公開の観点も含めたホームページを作って欲しいのですが (^_^;)
 観光情報を掲載したホームページの場合、検索サイトで観光地の名前を検索してやってくる場合が多いでしょう。そこで「金剛山」をキーワードに、いくつかの検索サイトでヒットするか調べてみました。「goo」などロボット検索型のサイトでは、ある程度ヒットするのですが、ディレクトリー型で最もポピュラーな「Yahoo!」では生憎ヒットしません。「Yahoo!」に登録してある千早赤阪村のコメントが「村の紹介、観光、イベント」で金剛山の文字が入っていないからでしょう。変更依頼してみてはいかがでしょうか。
 ホームページの全体像と更新情報は、フロントページで分かるようになっており、この点は評価できます。このフロントページの一覧に沿って、ホームページの内容を順番に見ていきましょう。まず、「金剛山情報サービス」は、文字どおり金剛山の情報ですが、まだこの3月に開設されたばかりです。「3月20日午後3時、山頂駅付近、積雪約10センチ」などリアルな情報が載っています。今後どんな情報が掲載されていくのか楽しみです。  ・・・・99/8/26の訪問時には、7/23までの道路やローブウェイ、花の開花などの情報が追加されていました。金剛山を訪れる人にとってはたいへん貴重な情報源でしょう。
 毎月更新され蓄積される「金剛山の花シリーズ」は、花の写真だけでなく、詳しい説明もあり、見応えありです。  ・・・・99/8/26の訪問時には、8月の花から始まったこのシリーズも7月分まで追加が終わり1年分が出揃っていました。今後、新たな展開はあるのでしょうか。
 「むらってこんなとこ!」は、村長のあいさつと村のごく簡単な紹介です。交通アクセス地図がついていますが、本当にこの地図を見て金剛山に来てもらいたいのなら、もっと詳しく書かないと不親切です(特に車の方は)。地図下の解説にしても、例えば「天王寺駅」から「阿倍野橋駅」までは歩いてすぐ(大阪の人間には天王寺駅と阿倍野橋駅が隣同士なのは周知の事実ですが、他所の人は結構ここで迷うようです。大阪駅と梅田駅でもそうらしい)だとか、近鉄電車は各停が良いのか、それとも準急か、急行(古市駅乗換要)かなど書いて欲しいですね。それに村内ではないですが、御所方面からの交通案内(近鉄・バス)も要りますね。
 「あそぶ・たべる・みる」は地図上の赤ボタンをクリックすると説明が出るという優れものですが、地図が表示されるまで時間がかかります(地図サイズ86KB)。訪問者のみなさんが辛抱してくだされば良いのですが。ここで、ちょっと気になったのは、一つは、クリックして現れるページには、電話番号など連絡先が書いてない点です。地図の下の表に書いてあるからかもしれませんが、あっち見たりこっち見たりしなくても一度に用が済むようにして欲しいですね。もう一つは、工事中の項目が全体の三分の一以上と多い点です。特に「金剛山」が工事中なのは、致命的です。ついでにもう一つ、ロープウェイの説明もつけるべきでしょう。何しろ村営なんですから。  ・・・・99/8/26の訪問時には、ロープウェイの情報(営業時間・料金など)は、「金剛山情報サービス」に掲載されていました。
 「イベントガイド」は、村の祭りや行事の一覧です。項目のいくつかは、説明文へのリンクが張られていますが、できれば全てに説明文がつくようにして欲しいですね。最低、「あそぶ・たべる・みる」の各施設へのリンクは必要でしょう(例えば、10月の建水分神社秋祭と建水分神社《読み方が分からないょ〜》の照会文と)。また、これからの予定と、もう済んだ予定が、判然としません。もっとわかりやすくして欲しいですね。ところで、このページの上部のたいへん美しい画像(サイズは約64KBと大きい)は、クリッカブルマップになっているようですが、うまく動作しません。工事中なのでしょうか。
 「とれたて情報」の上部は、いわゆるホームページの新着情報です。更新した日付もちゃんと入っています。しかし「その他の情報」と「行なわれた行事を掲載しています。」は、性格が違うようですし、それぞれ情報としての価値もあると思います。もう少し分類を考えるべきではないでしょうか。特に、面白い取り組みをしている「金剛山ネイチャーサロン」に関する情報は、独立させ内容紹介などを充実させるべきでしょう。ところで、真ん中の「月 内容 日程 場所」の表は何に (+_+)  ・・・・99/8/26、「とれたて情報」訪問したところ、ページの上部に「更新日1999年8月17日」の表示があり、「女性のためのネイチャーサロンvol.13」がこれからの予定(参加者募集)として掲載されていました。しかし、この行事は99年6月19日(土)・20日(日)に実施されたと思われます。他の部分を更新したついでに、表示を変えるべきでしょう。また、同ページ下部の「行なわれた行事を掲載しています。」に、3月23日〜24日に行われたと思われる「ネイチャーサロンvol.12」の記事がないのは何故なんでしょう。
 現在でも情報量は決して少なくありませんが、できればもっと登山・観光情報の提供に徹して、金剛山を目指す登山客・観光客が千早赤阪村のホームページを見れば全て分かるように、さらに情報量を増やしたらどうでしょう。例えば、近鉄・南海電車、金剛バス、村営ロープウェイなどの時刻表(・・・・99/8/26の訪問時には、ロープウェイの情報(営業時間・料金など)は、「金剛山情報サービス」に掲載されていました)、運賃、路線図(とりあえず各会社や既存の情報提供サイトなどにリンクを張るだけでも)。天候と天気予報、特に冬の間は、積雪量や樹氷の出来具合とともに重要な情報です。登山コースの紹介と登山をする上での注意点(軽装で来るな、ゴミは持ち帰れ、コース以外を歩いて山を荒らすななど)。楠木正成や千早城址等にまつわる金剛山の歴史や郷土の昔話、史跡散策コースの紹介。地場産業や名産品のこと。などなどです。さすが地元と唸らせるようなホームページを目指してみてはいかがでしょう。その際、何もかも村役場で背負い込むのでなく、金剛山を愛する村民や登山愛好家に協力を依頼してみるのも良いのではないでしょうか(すでに金剛山をテーマとした個人が管理しているホームページがいくつかありますので、これらに相互リンクを張るだけでも)。とりあえず、ホームページに寝屋川市を参考に「金剛山情報」とでも題した掲示板を設けてみるだけでも面白いのでは。  ・・・・・と、99/5/5の訪問時に書きましたが、直後の5/17に「村の伝言板」が開設されました。99/8/26時点で、47の書き込みがあり結構賑わっているようです。話題は、ほとんどが金剛山と村のことです。寝屋川とに比べると遥に長閑な掲示板です。
 また、役場のEメールアドレスは一応、表記されていますが、ホームページに双方向性は特に加味されていません。
 最後に操作性の点ですが、画像が多くて重い点を除けば、ホームページ作成のプロ?がつくったものらしく、特に問題はありません。ホームページの性格上、画像が多くなるのは仕方ないでしょう。

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